犠牲フライ2

これまでに、犠牲フライタッチアップについて呟きましたが、

犠牲フライ1

リタッチとタッチアップ2

公式戦全試合出場を果たし、打撃成績では3割・30本・100打点以上を達成したものの、犠牲フライが0だった選手がいます。読売ジャイアンツの岡本和真内野手です。

そもそも打点は、

– 安打、犠打、犠飛、内野ゴロ、野手選択によって走者が得点した場合
– あるいは満塁時に四死球、打撃妨害、走塁妨害のいずれかで打者に1塁が与えられたことによって3塁走者が得点した場合

に記録されるので、岡本選手が積み重ねた100打点に犠打と犠飛は含まれていないという事になります。公式戦では33本のホームランを放ちました。そして、ポストシーズンでプロ入り初の犠牲フライを放ちました。

クライマックスシリーズ1stステージ第1戦の初回の攻撃でした。
1死から2番の田中俊太内野手が四球で出塁すると、3番のケーシー・マギー内野手の初球にいきなり二盗を決めます。
初球に走る根拠は、1塁コーチャーを務める井端弘和内野守備走塁コーチの持つデータだったそうのですが、その後二盗を決めた田中選手は3番ケーシー・マギー選手の右越え2塁打で、打球の行方を間違えて生還できないという走塁ミスを犯してしまいました。しかし、1死2、3塁から4番の岡本選手がきっちりライトへ犠牲フライを打ち上げ、田中選手をホームに迎え入れている事ができました。チームの作戦としても、岡本選手の犠牲フライによって盗塁が生きたと言えるのでしょう。

クライマックスシリーズもFinalステージが始まります。下剋上は起こせるのか、興味は尽きません…

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堅実な守備1

堅実な守備という言葉を聞いた時、どういうプレイが思い浮かびますか?
まずは、第三者的な目線で解説した動画をご紹介します。

MLBの選手ですから、圧倒的な身体能力と技術を持ち合わせていると思い込みがちですが、大事な場面でしっかりアウトが取れる技術を備える事が求められているんだと感じます。
さて、巨人から戦力外通告を受けた寺内崇幸内野手が、先日引退を発表しました。彼は、試合終盤の守備固めで起用される事が多く、堅実な動きが印象的なプレイヤーでした。
これまで、どの様に守備と向かい合ってきたかという記事を目にしたのですが、その内容に驚きを覚えました。

寺内といえば鉄壁の内野守備。どこでも守り、若い選手の手本にもなった。数年前、後輩選手から質問を受けていた。「何であんなに送球が安定しているんですか」と。寺内の答えは、予想もしないものだった。
「俺、イップスなんだ」
接戦のしびれる場面で何度も守備固めとして起用されてきた。難しいゴロをさばき、素早く正確な送球でアウトにする場面を何度も見た。そんな守備職人が「イップス」とは…。衝撃の告白に、一緒に聞いていた私も信じられなかった。
「イップス」は緊張などから体が思い通りに動かなくなること。野球では意図した場所に投げられないことを指すことが多い。その理由は精神面とも言われるが、本人にしか分からない苦しみ、繊細な感覚だ。
寺内はあの時、後輩選手にこう続けていた。
「イップスは技術でカバーできると思っている。体の使い方、足の運びとかいろいろ考えてやっているよ」
自分自身が送球難と受け入れ、日々のキャッチボールからグラブの位置や全身のバランス、フォームを研究しながら一球一球、丁寧に投げ続けた。どれだけ試合で実績を残しても、いつ「イップス」の症状が出るかは分からない。寺内はそんな恐怖心とも戦いながら、細かい部分まで徹底的に追求し、自分なりに技術面の自信をつかむことで正確な送球を生み出していた。
引退決断後、寺内は自身のプロ野球人生について「守備固めで使ってもらうことが多かったのでワンプレー、ワンプレーにものすごい責任を感じていましたし、自分の中で誇りというか、こだわりのようなものがありました」と振り返っていたのが印象的だ。
引用元:【巨人】引退の寺内、衝撃だった若手への告白…守備職人が「イップスなんだ」

小学生選手の守備に向けては、相当量の数をこなせば上達が見込まれますが、寺内選手が語った「体の使い方、足の運びをいろいろ考えてやっている」という言葉には、ステップアップを目指す上で一番大切な事の様に感じます。
考えるための情報量が絶対的に足りていない小学生選手達がまず目指す事は、1つ1つの目的をまず理解する事引き出しを増やす努力を続ける事なのかなと思います。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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