犠牲フライ1

塁上にランナーがいる場面で、0アウトもしくは1アウトの時にバッターが放った打球が外野へのフライだった場合、タッチアップするタイミングについて、また完全捕球が認められなかった場合も織り交ぜ、過去2回のつぶやきはランナー目線で考えてみました。

リタッチとタッチアップ2

落球のち併殺

今回は、バッター目線で考察してみたいと思います。犠牲フライという言葉には、自分(バッター)がアウトになっても塁上のランナーを1つ先の塁へ進めたという記録名です。チャンスでバッターボックスに立ったのに、「最低(最悪)でも犠牲フライを」という実況解説を耳にします。その辺を深掘りした番組の動画をご紹介します。

バットにボールが当たる様になった小学生選手は、最初ボールの勢いに負け、逆方向へフラフラとフライが上がる光景を目にします。引っ張れる様になった後も、しばらくは外野まで飛んだフライの殆どが反対方向だと思います。中学野球においても、ボールに合わせるだけのスイングや振り遅れの打球も、その殆どが反対方向へ飛んでいきます。特にピッチャーの投げるボールがバッターの外角寄りに偏り始める事あり、右打者の多い小・中学野球での打球方向は、統計的にもライト・右中間方向が多いと感じます。ヒットやホームランを打ちたくて、力強くスイングしたバットに当たったボールの行方が犠牲フライとなるのは結果であって、打球方向を決めて狙って打つというのは難しい技術が必要なんだと思います。そもそも犠牲フライとなるには、ランナーのタッチアップに余裕を与えられる程の、できるだけ遠くへフライを放つ必要がある訳です。
今回ご紹介した番組でも、プロ選手でも意識的にフライを打ちにいって、それがホームランの飛距離に足りなかった時、その結果が犠牲フライになっているに過ぎないという見解も出していました。バッターにとって、フライになりづらい状況では、むしろ犠牲(自己犠牲)になるためのバント・スクイズを選択した方が成功の確率は上がります。犠牲XXXというプレイは、バッターがアウトになるため、打率が下がらないための措置なんですね。

何度かつぶやいていますが、バッターには意図的に転がすという闇雲な目的ではなく、引っ張った強い打球を目指してほしいですし、その当たり損いがゴロ打球に案外なっていると思うのです。意図的に叩きつける様な打球は、むしろ打ち損ないというより、打ち方を変える必要があります。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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