日大アメフト部の1件が発端で、メディアではフェアプレイについて論ずる記事やコメントを何度も目にします。そんな中、大学野球でルールを逆手に取ったプレイが起こり、ネット上でちょっとした騒ぎに発展しています。
東都大学野球リーグ戦、亜細亜大 vs.東洋大 6回ノーアウトランナー1・2塁の場面で、センターを守る亜細亜大竹原選手が浅いフライを故意に完全捕球せずに、2塁→1塁に投げてダブルプレイ(併殺)を狙いましたが、塁審が完全捕球と判定し、バッターランナーのアウト1つに留まりました。そのプレイをご覧ください。
故意落球については、以前のつぶやきでルール解説を行いました。
似た様なプレイがこの1週間以内にプロとアマチュアそれぞれの試合で起こったため、記憶に新しい中で何かと比較されやすいのは事実ですが、そのルールについて所属リーグの内部規定に含まれない内容であれば、プロ・アマチュア間で解釈に違いが生じる事はありません。
完全捕球には、グラブにボールが収まってからの時間規定がありません。ですから、全ては打球を追い、捕球を確認する塁審の判断に委ねられてしまいます。もし、今回のプレイを「姑息なプレイだ、フェアではない」という意見が大半を占めるのなら、ルールの改正を視野に検討すれば良いのです。
ルールとは、そういう事の繰り返しで積み上げられていくものと個人的には考えます。
まぁ、拙の独り言なんですけどね…