落球のち併殺

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先日、阪神vs.巨人12回戦で珍しいプレイが起こりました。
9回1アウト満塁の場面で、ジャイアンツ長野久義選手が放った打球がレフトに飛びます。犠飛でもう1点…と誰もが思った瞬間、ボールはレフトを守る中谷将大選手のグラブに一度収った後に落球しました。3塁塁審の土山さんは、アウトのジェスチャーをしかけてセーフと両手を横に広げた。2塁ランナーのケーシー・マギー選手と1塁ランナーの亀井善行選手は完全捕球後の落球と判断してスタートを切らなかかったため、それぞれ次の塁に進む事ができませんでした。しかし、阪神側守備陣の送球が3塁、2塁と渡ったため、それぞれフォースアウトとなり、併殺が成立しました。

阪神ナインも半信半疑の中、審判が場内アナウンスで試合終了が宣告されました。その後、高橋由伸監督が抗議も判定は変わらず、長野選手の記録はレフトゴロ(バッターに併殺打は付かない)。封殺による併殺のため、3塁からタッチアップしていた岡本和真選手の得点も認められない異例の形となりました。

「完全捕球後の送球時に落球した」という判定だった場合、記録は長野選手の犠牲フライとなります。大差の付いた試合展開だったとはいえ、これが1点を争う接戦だったら、巨人サイドも簡単には引き下がらなかったと思います。完全捕球というのは、過去に一度触れています。

完全捕球の定義

今回のプレイでは、試合後に責任審判の本田球審より「(塁審が)ノーキャッチと判断した。送球動作に移る判定なのでリクエスト(映像検証)の対象外です」と説明したそうです。ランナーは、打球を追った審判を視野に入れながら、野手の動きを見続ける事は難しいと考えます。どの選手も、捕球後のボール持ち替えで地面に落ちたと判断している様に見えました。

少々後味の悪い幕切れとなりました…

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