次の打者とバット引き

今回ご紹介する動画では、ネクストバッターサークルで待ち構えている次の打者の役割について解説しているのですが、学童野球の場合、この丸い円の中での素振りは禁止されています。そのため、片膝を付いて目と頭の中でタイミングを図る必要があります。チーム内のルールで、前の打者が打ったらすぐにバットだけを引きに来る選手がいます。舞台の黒子の様に、球審のすぐ近くをスーッと通り過ぎるバットを拾いにくる選手がいるのですが、これから本塁でタッグプレイが起こるかもしれない状況などは、次の打者と2人が瞬間的に本塁ベース付近へ留まる事態となるため、思わず手で制する事が幾度があります。
バット引きには、次の打者がバッターボックス近くに転がっているバットを拾って後ろから来た別のチームメイトに渡すか、バット引き専門の選手がバットをスッと拾いに来るかのいずれかだと想像します。
さて、今回の動画も音声は英語ですが、字幕が付いていますので、是非後半の部分に注目してほしいと思います。

ここでは次の打者の役割として紹介していますが、3塁から戻ってくるランナーに対して、大きなジェスチャーでスライディングの指示をした方が良いという事なんですね。
球審(もしくは1塁審)はタッグプレイに備えて、まず3塁と本塁を結んだ延長線上に立ちます。審判の邪魔にならない事、また送球が逸れてもその打球に触れずその後も相手野手の妨げにならなければ、バッターボックス付近に近寄って来る事自体、特に問題視されません。
これから、新チームへの移行が始まる時期に差し掛かかります。打席に立つ事に慣れていない選手が、本格的に試合に参加する様になると、しばらくは自分の事で頭が一杯になるかもしれませんが、チームプレイの1つとして知っておいてほしいなと思います。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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タイムプレイ2

中学硬式野球では、2アウトランナー1塁の場面で、球審からタイムプレイに備えるかどうかのシグナルが送られてきます。
打順や試合を通じて次のバッターが長打を打つ可能性があるかどうか、その判断は球審に委ねられ、他の3審に対して意思表示を行っています。

どういう事かと申しますと…
ランナー1塁というシチュエーションでは、打球方向によって審判が自分の持ち場から離れて、別の塁へ移動するのですが、長打によって1塁ランナーが本塁まで戻ってくる可能性があるため、球審は予め本塁で1塁ランナーの生還と、バッターランナーが本塁以外の塁でタッグプレイでアウトとなるタイミングのどちらが早いかを確認できる様、本塁から動かずにプレイに備える事があります。学童野球ではグラウンドサイズに依るため、お目に掛かれる事は少ないと思います。
タイムプレイについては、一度詳しく呟いているので、

タイムプレイ1

ランナー1塁の場面における長打のケースでなく、ランナー2・3塁や満塁というケースでのタッチアップでも、タイムプレイは起こり得る事をご紹介します。
例えば、こんなプレイもその1つです。2分06秒辺りからご覧戴きたいのですが、この試合で勝敗のポイントとなった場面とも言われています。

阪神タイガース糸原健斗選手が放ったセンターへの飛球が犠牲フライとなる筈でしたが、3塁ランナー鳥谷敬選手の本塁生還よりも、捕球後にサードへ好返球した事で2塁ランナーが先にタッグアウトとなりました。打球が外野の深い場所ですと、タッチアップで生還する3塁ランナーの走りにも余裕が見られる時がありますが、自分は大丈夫でも仲間がアウトになる可能性を忘れてはいけないと感じます。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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