セカンドの動き2

セカンドの動きPart2です。以前、こんな事を呟きました。

3つのピボット

セカンドの選手がセカンドベース上で内野から送球を受ける際、まずどちらの脚でベースを踏むかという事ですが、次の動作としてファーストへの送球がある場合、1塁ランナーがセカンドベースへの滑り込みに伴う衝突を避けるために、左脚でベースを踏む事が良いです。次に、サードもしくはショートからの送球は、ダブルプレイを狙うという前提であれば、胸の高さに来た方が握り替えは早いです。

次に、ボールを受けた後にどの様な脚捌き(ステップ)が必要かについて、次の動画では3つの動きを紹介しています。

MLBでのプレイですが、実際の動きの例を過去に取り上げています。

ダブルプレイ3

左脚をベースに触れたままボールを受けた後、右脚をベースより前・右横・後へ移動して、ファーストへのステップする事を知っておくと良いと思います。

小学生選手は、1つの動きをこなす際に個々にクセというのを持ち合わせています。このステップを1つ取り上げても、右脚を動かしやすい方向というのがある様ですので、まずは得意なステップからの送球をしっかりと行う様にお願いしつつ、もう1つ・もう1つと引き出しを増やしてあげる事ができたらと考えます。

こういうプレイを小学生の内に教えるべきかどうか、つい考えてしまいますが、できる・できないという事よりも、まず知ってもらう事、その延長上に彼らがセカンドの守備にもっと興味を抱いてくれたら、練習での吸収力や上達力も上がると信じています。

次回は、セカンドゴロ捕球後の動きにスポットを当ててみます。

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セカンドの動き1

新年最初の独り言ですが、3回に分けてセカンドの動きについて注目してみようと思います。同一学年で9名以上揃わない学童チームですと、様々な理由からセカンドに付くのは、身体の小さなプレイヤーが多い様です。セカンドベース寄りのゴロを捕球してから、セカンドベースに入るショートの選手への送球は、捕球してから右に方向転換する事が求められますが、よくあるミスは上からそぉっと手投げしてしまうケースがあります。塁審として間近で観察していると、トスの仕方を知らないのか、苦手なのかのいずれかに映ります。トスの導入練習については、以前ご紹介しました。

High Five

さて、セカンドを守る選手がセカンドベースへトスとする時、下投げであっても軸足(右脚)を踏むタイミングで投げる必要があります。そして、手首のスナップだけだと手投げとなってしまうため、投げた後は踏み出した左脚を前に出す様にすると、身体を使ったスローイングが可能になります。この辺を解説した動画がこちらになります。

ボールを投げた右手の掌にも注目してください。ボールを離した後も、相手に見せたままに身体ごとセカンドベースへ向かっています。捕球役のショートの立ち位置も大切です。トスをして1塁ランナーをアウトにする状況というのは、フォースプレイとなるため、ベースをまたぐ様に立つのではなく、右脚をセカンドベースの端に触れておき、左脚捕球でボールを受ける事です。受け取るボールの高さは、フォースプレイならベルトの高さ、ダブルプレイを狙うのなら胸の高さが理想です。

トスをして届く距離をまず知る事から始めてもらいましょうかね?

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