セカンドの動き3

セカンドの動きの続編となります。

セカンドの動き2

今回のTopicで注目しているのは、捕球後にファーストではなくセカンドへの送球手段です。まずは、こんな動きが求められるんだという事でご覧戴きたいと思います。

 

 
 
 
 
 
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Lou Colonさん(@coachloucolon24)がシェアした投稿

1塁ランナーがいる場面でのセカンドゴロは、ランナーが目の前を通り過ぎる事もあり、打球の勢いに対してどの様に捕球位置に移動するかで、その後の送球方法も変わる事は知っておいてほしいと思います。ここでは4つの動きを連続して行うメニューですが、それなりのテンポで取り組むと1つ1つの動作も滑らかになれるし、飽きずにできそうなところは参考になりました。

小学生にバックハンドトスが必要かどうかはさておき、なんでバックハンドでトスするのかは、その捕球位置による事も注視しないといけません。例えばこの様なトスはまだ早いという意見があるとします。でも、そこで捕球させる指示があったのかは大人も振り返る必要があります。内野手守備練習では、「前に前に」とか、「正面」というお馴染みの言葉が飛び交いますが、前にも真っ直ぐ前なのか斜め前なのか、正面も真正面が良いのかどうか、もう一歩踏み込んだ言い方があるかないかで、その先の上達スピードも変わる様な気がします。至近距離からの送球ミス・捕球ミスはよく起こりますし、そこから試合の流れが変わる事は何度も目の当たりにしてきました。今回のTopicは、何やら先を見据えた指導に映ると思います。毎回呟いている通り、できた方が可能性は広がりますが、野球への取り組みに何かキッカケに繋がる事を祈りつつ、プレイヤーとして知っていた方が良いというスタンスです。

一番の問題は、選手自身で考えられるだけの情報量も与えられないまま、言葉足らずな大人の指示に対して愚直に従う選手がいる事、それに気が付かない大人がいる事です。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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球数制限

新年早々、全軟連(全日本軟式野球連盟)が球数制限を導入すると発表されました。

小学生も球数制限導入へ 学童野球、1日70球まで
全日本軟式野球連盟の宗像豊巳専務理事は5日、前橋市で開かれた指導者向けイベントで講演し、小学生が軟式球でプレーする学童野球で投手の投球数を1日70球までとする球数制限を今年から導入する意向を明らかにした。昨年12月には新潟県高野連が春季県大会で球数制限を実施することを決めており、投げすぎによる故障を防ぐ取り組みが広がりを見せている。
ダブルヘッダーで1日2試合に登板することは制限されないが、球数は合計70球以内となる。(1)練習も含め全力投球は1日70球、1週間で300球以内(2)1日の練習は3時間以内(3)1年間での試合数は100試合以内-などとするガイドラインも作成する。2月の全国評議員会で正式決定される見通し。
宗像専務理事は、小中学生で肩や肘を痛めた選手のうち46%は後に再発するというデータを紹介し「将来の財産をつぶすのかという問題提起をしながら(球数制限導入を)進めていきたい」と説明した。
引用元:小学生も球数制限導入へ 学童野球、1日70球まで

全軟連では、投球制限という規定を平成26年(2014年)から導入しており、その内容については周知されています。

少年部・学童部の投球制限について
平成26年度の全国大会、各都道府県大会及び各都道府県末端支部大会より下記の通り投球制限を採用しています。採用の目的は発育発達期における選手の投球における過度の負担を避けるためとなります。
投手の投球制限については、肘・肩の障害防止を考慮し、1日7イニングまでとする。ただし、タイブレーク方式の直前のイニングを投げ切った投手に限り、1日最大9イニングまで投げることができる。
なお、学童部3年生以下にあっては、1日5イニングまでとする。投球イニングに端数が生じたときの取り扱いについては、3分の1回(アウト1つ)未満の場合であっても、1イニング投球したものとして数える。
引用元:平成27年度本連盟新規取り決め事項

これまでの投球制限は、投球イニングそのものを制限するという内容で、球数には踏み込む事はしませんでした。1アウトを取れば1イニングを投げたというカウントの仕方もそうですが、個人的にはそもそもそこに何球を費やしたかが重要だと考えていたので、故障を防ぐという観点では不十分な規定だと感じておりました。

投球制限の導入

恐らく、春以降の各上部大会よりこの球数制限が導入されると想像します。また、各支部の大会やローカル大会は、大会規約に球数制限の文言が盛り込まれているかどうかを、都度確認する必要があると思います。

またダブルヘッダーにも、同一大会を1日2試合行うケースと、チーム活動として2つの大会を1試合ずつ消化するケースがあり、後者の場合ですと球数管理は自チームに委ねらる格好となります。その辺は、大人の判断に委ねられます。

チームを率いる首脳陣にとっては、ピッチャーの頭数を増やす必要性に頭を悩ませると思いますが、そこは指導の腕の見せ所と考え、選手達の可能性を見つけて、そして広げてあげてほしいと思います。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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