選球眼

久々に球辞苑を取り上げてみます…
今回のお題は選球眼です。

向かってくるボールを横から観ながら、さらには長い棒(バット)に当てるという難しい事に取り組んでいる訳ですが、見逃せばストライクなのかどうか、これは数(経験)で身に付ける事から始めないといけないと思います。その経験を積むと、選手自身の空間認知能力が働いて、選球眼が磨かれると思います。

審判時代には、振ったバットにボールが当たるゾーンを知り、ヒットにできるコースがストライクと言ってました。ルール的な観点でストライクゾーンというのが定められているのですが、特に高低の部分は曖昧な表現です。詳しくは、こちらの動画をご覧ください。

選球眼という言葉から判る通り、結局は眼の使い方だと思います。個人的には眼の使い方を知らない選手の素振りは、空振りの練習にしか映りません。選手達が言う、「ボールは良く観ています」という言葉には大人が期待する観てほしい部分と乖離があるのは事実です。スマホ・ゲーム時代の選手で失いかけている能力の一つに動体視力が挙げられます。その辺の関係性はどこかで触れるかもしれませんが、野球ができないこの時期にこんなトレーニングも良いと思います。

動体視力は他の球技でも求められるので、特に今の選手には動く物体を観る力を養う必要があると感じます。

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脚の運び2

先日このテーマについて呟いた後、

脚の運び1

もっと判りやすい動画がないかどうか、しばし漁っていました。
実際の捕球では、両脚がボールに向かって動きながら、捕球するタイミングを合わせる必要がありますが、リズムが取れない・合わない選手には、手ゴロの捕球練習であっても、途中から訳の判らない状況に陥る様です。そこで、この動画を見つけてきました。
脚の運びをさらに判りやすくした動きを見せてくれています。右脚に乗った状態を作ってから、左脚の爪先を上げて、その形を保ったまま捕球するという練習です。

コツを掴んできたところで、次の動画の様にリズムを刻んでみます。
ニューヨーク・メッツのアーメッド・ロザリオ内野手がノックを受けているのですが、「右足・左足・シャッフル」で捕球しています。とにかくこの動き何度も繰り返して、徹底的に身体に覚えて込ませてほしい基本動作となります。
この類の動画の殆どは、投げる体勢までで止めている事です。脚の運びリズムを刻む事だけに目的を置いているからだと思います。

実際の打球において、全てこのタイミングで捕る事は難しいと想像しますが、そのためにも捕球のレパートリーを増やしていく必要があります。今期のメンバーはまだそこまでに至ってはいないので(汗)、参考になる動画はゆっくり探していきます…

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