ミスした後も大事

今回は、エラーをした時のリカバリーの様子を観てみます。
MLBの二塁手の中でもトップクラスの守備力と言われる、ブランドン・フィリップス選手のプレーですが、名守の珍しいエラーシーンです。しかも、それ程強い内野ゴロではありません。

いかがでしょうか? 彼にしては凡ミスなのだと思います。でも、ポロった後の処理が早いところが凄く速くないですか?
グランド練習では、守備(ノック)に多くの時間を割くと想像します。1球1球を大切にするために、強い気持ちでボールに向かうことを学ぶために練習を繰り返します。
例えば、ランナー無しの場面、平凡な内野ゴロを上手い選手のグラブからボールがこぼれたとします。また同じ場面で、守備にまだ自信のない選手のグラブからボールをこぼしてしまったとします。こぼれたボールをすぐに拾ってファーストに投げればアウトにできる可能性は残っているのですが、試合中の彼らを見ていると、両者には大きな違いがある様に感じます。
まだ守備に自信のない選手のほとんどは、エラーの直後に一瞬プレーが止まる様に映ります。傍目には、エラーをする前後の目線がどこにあるかだと映るのですが、一瞬でも「しまった!」とか「監督・コーチに怒られちゃう!」とか、色々なことが人一倍頭を駆け巡るのか、はたまた「焦りが焦りを呼ぶ」のか、エラー直後のその一瞬の気持ちが、身体全体にぎこちなさを与えてしまっていると感じます。守備ではミスした後もプレーが続くということは、頭では判っているのでしょう。
普段の練習から、与えられた守備機会を淡々とこなすだけに終わらず、エラーをしてもすぐにボールを拾い、然るべき相手にしっかり送球する心構えを持ってほしいです。向かってくる打球に恐怖心を抱かなくなってきたのであれば、今度は是非エラーした後の動きにも意識を持って守備練習に臨んでほしいと願っています。

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ボークの理由

この1ヶ月で、練習試合の主審を務める機会が2度程ありました。その試合で5年生選手達が2人、マウンドに上がったのですが、正直かなり多くの「ボーク」シーンがありました。特に、自チームの選手は経験が浅いことは百も承知なので、ストライクを投げること、ベンチスタッフから言われた何らかの課題に集中してもらう様にしています。ですから、その2試合では「ボーク」を取ることはせず、攻守交代の度にベンチへ赴いて、気が付いた点を伝えることにしました。ですが、まだまだ投げることに精一杯なのか、「何がボークなのか」が理解できていない様にも映りました。
過去に何度か取り上げていますが、

ボークと牽制球(前編)

ボークと牽制球(後編)

ボークと反則投球

キャッチャーボーク

ボークシーンだけをまとめた動画に出会いましたので、実際の動きを観て確認してみましょう! 「なぜ、ボークになってしまうのか」を判りやすく説明してくれています。

「自分は、まだコーチから教えてもらっていないから」と心の中でつぶやくのでなく、ルールとして自ら知っておくことも大事だと思います。5年生と言えど、あと2ヶ月もすると「連合チーム」の召集があります。

さぁ、頑張っていきましょう!

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