どこを観るか2

どこを見るかの第2弾です。

どこを見るか1

今回は、大谷翔平選手ティー打撃映像をご覧戴きます。

さて、この映像のどこを見るかなんですが、スイングではなく、構えた時打ち始めるまで彼の目線に是非注目して下さい。
打つボールは、ティースタンドに置かれています。つまり、止まったボールです。グラウンド練習でも行う、トスバッティングもそうなのですが、一生懸命に取り組む選手程、ボールがトスを上げる人の手にあるところからじぃ〜っと観続ける傾向が強いと感じます。バッターボックスでピッチャーと対戦する時、目線はまずどこを観て、次にボールを捉える時、その目線は常に変化し続ける事を意識して練習していない様に感じます。これは、スイングだけを指導する大人にも責任はあります。

ティースタンドのボール、トスされたボールを打つ練習では、構えなりバットの軌道なりを確認しながら行う事が多いですが、いざバッターボックスに立って1数メートル離れたところから放たれるボールを打とうとすると、殆どの選手は最初の数球の間、受けた指導通りにバットが振れていません。傍で観ていて、実際に打つボールに目線や身体が慣れるまでの数球が本当に勿体ないと感じます。グラウンド練習とはいえ、ボールを打つ数を稼げない環境です。そういう選手は、素振りの時もまずピッチャーが居る方へ目線をやり、投げてくるボールをイメージし、バットがボールに当たる瞬間を見届ける習慣を身に付けてほしいと思います。そんな拙の独り言にお付き合い戴いたところで、大谷選手のティー打撃をもう一度ご覧下さい。

ちょっとした事なのかもしれませんが、自主練からこんな意識を持ち続けくれたらと願っています。選手にとっての最終目標は、鋭い打球を試合で打つ事なんですから…

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野球を楽しむ1

バートロ・コローン投手をご存知でしょうか? ドミニカ共和国出身で、これまでメジャーでの19年間で通算233勝(162敗)を記録しています。イチロー選手と同じ1973年生まれということでも注目されています。これまで、インディアンスに始まり、エクスポズ、ホワイトソックス、エンゼルス、レッドソックス、ホワイトソックス、ヤンキース、アスレチックス、メッツと9球団を渡り歩いてきました。。余り絞りきれていない肉体に映りますが、その体型からは想像もできない俊敏なフィールディングや、先発投手として年間を通して投げきる強い肩の持ち主です。現在のメジャーリーグにおいて、コローン投手はいわば球界全体のマスコット的な存在。ホーム、アウェーの球場を問わず、ファンから絶えず歓声を浴びる大変な人気者選手です。この映像をご覧戴ければ、その理由が判ります。

文字通りコロコロの体型、年輪を感じさせるいかつい顔の大ベテラン選手は、43歳にして2017年シーズンもアトラント・ブレーブスと契約が決定しています。普段どんなトレーニングをしているか気になったのですが、自身のTwitterでその練習シーンが公開されています。物凄いハードな秘密特訓をやっているかと想像しましたが、映像ではゴムで両手両足をしばり、前に進んでいくという簡易な大リーグボール養成ギブス的なトレーニングを行っていました。

アスレチックス時代にコローン投手のチームメートだったスティーブン・ボート捕手は、2人の球界最高齢選手をこう評しています。

「バートロが43歳にしてここにいることに驚いてはいないよ。練習熱心で、投げるのが大好き。笑顔を浮かべてスタジアムに現れ、常に準備ができている。最高の男だ。42歳のイチローもコローンと同じように体を気遣っている選手だね。2人ともベースボールをリスペクトし、愛していて、ハードワーカーでもある」

野球を楽しむとはどういう事なのか、彼のプレーから学んでみましょう〜🎶

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