ブレイクスルー

対外試合解禁が目前に迫っています。最高学年となる新6年生、レギュラーのチャンスがある新5年生選手の中には、毎日練習しているのになかなか結果が出ない成長している実感が得られない、という選手が出てきます。見守る大人にとって、ヤキモキする最初の時期がやってきました。でも、心配することはありません。いつかは急激に成長する時が来ます。それを成長曲線にもとづくブレークスルーポイントと呼んでいます。努力をやめたり、緩めたりしなければ、ブレイクスルーは必ずやってきます。

今回の動画は、中学野球に進む息子に見せようと1年前に見つけた対談です。

「今の現役の選手で俺よりバットを振った選手は絶対にいない。ただ王さんは俺より振っている。」
「やったことは絶対にプラスになる。マイナスになることはない!」

そう語る、現役時代の落合博満選手の話には、学童選手相手にはまだ通じない言葉もありました。

「人は言われた通りに振る。俺は自分の体型を考えて『どういうスイングが自分に一番あってるんだろう?』というの考える。先に体を動かすんじゃなくて、頭で考えて、頭で結論を出して、それで実際に振ってみる。」

言われた通りに振れるのかどうか、小学生選手にとってまず求められる事なのでしょう。低学年を中心に、数をこなす体力から身につける選手から「500回振れました」と言われたら、今度はコーチが見せるスイングをモノマネする事を始めてもらい、バットスイングを色々と研究する様になれば、自分の目指すスイング自分に合うスイングを見つけられると思うのです。

モノマネと肌感覚

ブレイクスルーというのは、段々とではなく、ある日突然やってくるそうです。これを迎えるタイミングが明日なのか、来週なのか、来月なのか、それとも来年になるのか、そればかりは本人も周囲も予想ができません。順調に上達していると思っても、何らかの壁にはぶつかります。中学・高校に行けば、多くのライバルを相手に勝ち抜く必要も出てきます。諦めずに継続する事が何よりも大切ですが、それでも一日でも早くブレイクスルーを迎えたいのであれば、一つ一つのプレーや動きを動画を観て研究をしたり、普段の生活から野球に繋がる様な行動も始めてほしいなと思います。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

カテゴリー: 今日の独り言 | ブレイクスルー はコメントを受け付けていません

球持ち

拙がハマっている球辞宴という番組では、球持ちをテーマに取り上げていました。

球持ちが良いという投手がいるとしたら、反対の表現として球離れが早い投手がいるという事です。では、あるどこかのタイミングより遅く投げてくるのが球持ちが良い投手で、あるどこかのタイミングより早く投げてくるのが球離れが早い投手と大別するのであれば、そのタイミングはどこか?と知りたくなります。そこで、色々と調べてみると、福岡ソフトバンクの和田毅投手が、「前足の着地でポンとひじが上がる感覚」とコメントを見つけました。その言葉から想像すると、どうやら踏み出した足の着地を基準にして区別していると思われます。
そこに注目して、西武ライオンズにドラフト1位指名された、今井達也投手の動画を観てみます。

甲子園での登板前に行っている投球練習ですが、踏み出した足の着地からボールのリリースするまでの時間差を感じます。正面から見るとこんな感じです。

今回は宝探し気分で、動画を漁ってしまいました…

カテゴリー: 今日の独り言 | 球持ち はコメントを受け付けていません