打つ方向を決めてみる

今回は、2020シーズン首位打者を獲得したオリックス・バファローズの吉田正尚選手のバッティング練習の取り組み方をご紹介します。

個人的に参考となったのは、6分08秒辺りからの「打つ方向を決めて強く打つ」というメニューです。小学生選手へは、まずは引っ張事から始めて、その後センター方向へ意識する様な指示が飛ぶと思います。彼らに予告ホームランをお願いするとバットのヘッドを放り込む先に向けるという仕草を魅せてくれますが、あれは目的を決めた事を周知する動作です。ならば練習の際は、予告ホームランならぬ予告ヒットと呟いて、打つ方向を決めてみるのも目的がハッキリして良いと思います。

ところで、今回取り上げた吉田正尚選手にはフルスイングという印象が強いと思うのですが、彼のこれまで残した記録を観ると「なぜ振れるのか」を知る事ができました。

きっかけは、自チームで1年間レギュラーで出場し続けた選手が、試合になると空振りや見逃しが極端に多くなるのかを改めて観察してみた時にある事に気が付いたからでした。この事については、別の機会で触れてみたいと思います…

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キャッチボールの意義14

過去、こんな事を呟いたのですが…

キャッチボールの意義4

コントロールを磨くための方法として、上原浩治氏はこんな事を教えてくれています。5分25秒辺りからご覧ください。

個人的には、キャッチボールにおいてコントロール能力というのはストライクゾーンに投げられる技術、狙ったところへ投げるのはコマンド能力(制球力)という別の技術だと思います。試合中やブルペンでの投げ込みの際、「真ん中で良いから…」と言うアドバイスは、ど真ん中ピンポイントではなく、ど真ん中から上下左右になってもストライクゾーンに収まってくれるだろうという狙いがあります。それは、まずコントロール能力を磨きましょうという事です。    ですから、その次のステップとなるコマンド能力を磨くのであれば、上原浩治氏が子供の頃にやっていた「天井投げ」吉見一起氏が薦める「壁当て」なのかなと思います。この2つは、投げ方(フォーム)というよりは集中力を重視したメニューです。

インタビュアーにも注目してほしいのですが、「コントロールの精度」と聞いています。

前回の独り言でも「壁当て」というキーワードが出てきましたが、できる場所を探す努力も必要ですね…

 

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