昨年2000本安打を記録し、名球会入りを果たした読売ジャイアンツの坂本勇人選手が、シーズンオフ中の2020年11月11日に投稿された、日本プロ野球名球会チャンネルに登場したのですが、この番組とは別に司会者を交えた座談会が催されたんですね。坂本選手は2012年に宮本選手の自主トレに参加した事がスポーツ番組で大きく取り上げられました。その際、守備の基本動作に加えて、スローイング精度を高めるなら、キャッチボールの大切さを学んだと言っていましたが、試合で納得の行くボールが投げられる様になるまで、1年掛かったと語っています。
キャッチボール = 肩慣らしではなく、スローイングのための練習
幸いにも合同自主トレの様子が、まだ動画で公開されていました。
宮本慎也氏からの教えを身に着けた坂本勇人選手は、8年後には次の世代へ伝える立場になります。
坂本塾で立ち返った原点 阪神・北條は巨人・坂本勇との合同トレで「キャッチボールが一番すごいと思った」
阪神・北條史也内野手が24日、自主トレのため甲子園球場クラブハウスを訪れ、巨人・坂本勇人内野手と行った合同自主トレの一番の収穫を「キャッチボール」と明かした。もちろん、昨季2000安打を達成した高校の先輩からは打撃の技術論も吸収。「原点回帰」で巻き返しのシーズンに臨む構えだ。
最も印象に残ったのは、「原点」だった。巨人・坂本勇に師事し、18日間にも及んだ合同自主トレ。その収穫を問われた北條は、開口一番に「キャッチボール」を挙げた。
「キャッチボールが一番、自分の中ではすごいなと思った。“そんなにキャッチボールに対して意識を置いてるの”って感じた。それが守備の安定感、送球の安定感につながるんだなと思いました」
プロ選手が1年掛かって身に付けた精度の高いスローイングは、誰もが行うキャッチボールをいかに丁寧に続けていくかなんだと思い知らされました。
キャッチボールの意義と称して、これまでの独り言は15回を数えました。もう一度、最初から読み直してみようかと思う今日この頃です…