正面に入る2

守備練習で、「正面に入らないと」という注意を良く耳にします。
正面に入るという事をイメージするトレーニングとして、こんな事を以前呟きました。

正面に入る1

「正面」という言葉。結局、プレイヤーと指導者が描くイメージがズレてしまっては、元も子もないのですが、まず身体の前にグラブを出す事は基本となります。どう出した方が良いのかは、以前プロの選手が繰り返すこんな練習からも学びました。

内野特守3

捕球時の脚の出し方、これにも目的があります。つまり、次の送球への体制を作りやすくするためです。

グラブの位置

出来る・出来ない(丁寧・雑)は別にして、グラブの出し方にも意味がある事を理解してもらうと、今度は打球への入り方を考えた方が良いと思います。
基本の型が全てではありません。例えば、ポジジョンが替わり送球先が変わる様なケースでは、捕球の際の脚の出し方が逆になり得るという事です。

挙げた例が、少し極端だったかもしれません。守備において一番大事なのは捕球で終わりではなく、送球をして初めてアウトにするという事です。まだ慣れないポジションで練習を行う選手達へは、ボールの入り方というものに興味を持つと、冬の期間に行ってきた基礎練習がもっと活かせる様な気がします。
ランナーがいる場面での2塁塁審は、基本4つのベースで囲われたエリアの中に居り、次のプレイに備えます。内野ゴロのケースでは、打球に対して正対する必要があるので、各内野手の動きやその選手の特徴が徐々に見えてきます。正面に入るためのボールへの入り方については、別の機会に呟いてみたいと思います。

ようやく、週末が過ごしやすい陽気になってきました。いよいよ、球春到来です。

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よばんの風格

公式戦へ向けて練習試合を重ねています。
チーム方針は様々ではありますが、学童野球で4番に座る選手は、一度決めたらシーズンを通して変えないケースが殆どの様な気がします。

「よんばん」と「よばん」

4番バッターにはとにかく、ランナーに出ている仲間を一人でも多く本塁に返す事が求められます。
だから、「クリーンアップの中核」なんて表現もあるんだと思います。
4番に座ると、よほど打撃の調子が悪かったり、相手ピッチャーが圧倒的なピッチングで向い続けてこない限り、スクイズのサインはでません。それは、バットに当たれば他の選手よりも遠くにボールを飛ばしてくれると、監督が評価しているからです。つまり、身体の大きさスイングスピードの速さなどがチーム1という事なんです。だから、空振りは気にせず、出来る限りフルスイングしてほしいと思います。

フルスイング1

1点を争う緊迫した場面では、「コンパクトな打撃」なんて要求があるのかもしれません。それはバットにボールを当てるコンタクト能力に長けている選手であれば可能なため、全ての4番バッターに備わる技術ではありません。ですから、そこを目指す前にまずはバッテリーがビビる位の雰囲気をバッターボックス内で見せることではないのかなと思います。ランナーを返すだけでなく、次の5番バッターを信じて、四球を選ぶ事だってシングルヒットと同じ価値があります。

4番バッターがバッターボックスに入ったら、外野の3人は後ろに下がり、バッテリーは外角寄りのボールから入り、必要に応じて緩急も使う…
その時点で、よばんの風格を相手に示したという事になります。つい最近の試合でバントのサインを出された4番打者がいたら、それは風格がまだ足りないという事なんだと思います。監督から託された4番を任された選手の皆さん、よんばんではなく、よばんを目指しましょう!

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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