公認野球規則の悲劇

 

今回は、守備妨害をまとめた動画を紹介します。

妨害行為にはインターフェアオブストラクションの2つに大別されます。前者は打撃妨害と守備妨害の両方を指し、後者を走塁妨害を意味します。守備妨害については、過去何度か取り上げています。

珍しい守備妨害

座ったまま返球しない

ランナーとの接触 4

さてこの動画では、公認野球規則の解説が挿入されているので、すごく判りやすいのですが、1つ難点があります。実は2016年度版では規則条文の構成が大きく変更されたため、動画で出てくる規則条文の番号とは異なっています。これは、1年前にMLBのOfficial Baseball Rulesの改正があり、日本向けである公認野球規則」もその内容に沿う形となりました。2016年度版では、「1.00 試合の目的」から「9.00 記録に関する規則」までの9章で構成され、試合の準備・進行・不正行為など、試合の流れに沿って条文が並べられています。
さらに、2016年は全日本軟式野球連盟が2年に1度発行する「競技者必携」という補足書の改正年にあたるのですが、ここに出てくる全ての規則番号が、2015年版の野球規則に沿っているため、この2つの書物がお互いにリンクしていません…

そういう訳で、「競技者必携」を読まれる方は、是非「公認野球規則(2015年度版)」を処分せずにキープしておくことをお勧め致します。

拙が過去に投稿したルール記事も、2015年度版までの条文番号です。
こちらは、1年位掛けて更新していきますね…

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