ダブルプレー

先日の学童公式戦で塁審を務めたのですが、こんなシーンがありました。
1アウト、ランナー1塁・2塁という場面で、3番バッターが打った打球はサードゴロ、打球は少し三遊間寄りでした。2塁ランナーをタッチしようとしたところ、そのランナーがズッコケそうになり、どんな結末になるのか注目していたところ、そのサードの選手はタッチをあきらめて2塁へ送球しました。間一髪でフォースアウトになりましたが、セカンドも走り込んで捕球したため、その後はどこへも投げることができませんでした。
サードを守っていた選手は、5−4−3のダブルプレーを狙いたかったのだと思います。ですが、2塁ランナーが自分の近くまで来ていたので、咄嗟の判断でタッチして2塁か1塁に送球したかったでしょうか?不運にもランナーの体制が崩れたため、空タッチになってしまいました。
ランナー付きの守備練習で、サードゴロを捕球してから2塁へ送球し、セカンドからファーストへの送球する様な光景を目にします。
確実に捕球をして、しっかり投げることで頭が一杯なのかもしれませんが、こんなプレーを頭の中で想像したことはありますか?
ボルチモア・オリオールズのマニー・マチャド内野手が魅せてくれた、ノーアウト・ランナー1塁2塁でのダブル・プレーです。このダブルプレーで、2アウト・ランナー3塁ではなく、2アウト・ランナー1塁に変わります。

グランド練習が、試合で咄嗟にできることを身につける場だとしたら、監督やコーチ達に言われたことをこなすだけでなく、できるプレーを少しでも増やせる様、1球毎に頭の中で色々と想像くれたらなぁと感じます。きっと、守ることも楽しくなっていくと思うのです。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

カテゴリー: 今日の独り言 パーマリンク