雑草魂

1999年にドラフト1位で巨人に入団。ルーキーイヤーに20勝を始め、NPB10年間で通算112勝62敗33セーブを挙げ、2009年に大リーグに移籍後は日米球界で先発、抑え、中継ぎを経て、日本球界初となる100勝、100セーブ、100ホールドを達成した上原浩治投手が引退を表明しました。
今の小学生はよく知らない選手なんだろうなと思いつつ、拙も大好きだった彼のベストのピッチング集を集めてみました。
まずは、圧巻だった第1回WBC、韓国との準決勝戦。

2013年、ワールドシリーズでのマウンド。

3つ目の動画は、今も語り草となっているルーキーイヤーでの出来事。9分59秒あたりにご注目ください。
「試合と関係ないところで敬遠する必要がない」と悔しさを表に出したマウンドシーンです。

座右の銘として挙げた雑草魂という言葉は、流行語大賞(年間大賞)にも選ばれました。引退会見で、負けたくないという反抗心だけが原動力とだったと言ってましたが、引退前日も若手以上に練習していたと報道がありました。「ケガばっかりの中途半端だったかなと思いますね。手を抜いて投げたことはない。今年に限っても若い選手と一緒に練習して、抜いて練習したことは一切無い」と言い切る姿には、21年間第一線で続けてきたプライドを感じました。小学生選手達には、160kmを超える球速を投げる投手も魅力ですが、上原投手の様な投球テンポの良さ抜群の制球力でバッターを封じる投球スタイルへも興味を抱いてくれたらと願っています。

上原投手、お疲れ様でした…

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ボールに集中

肘の手術から打者として復帰したエンゼルスの大谷翔平選手が出場した試合で、珍しいプレイが起こったと話題になっています。何でもないピッチャーゴロをファーストのC.J.クロン選手がセカンド方向を見ながら捕球したため、エラーをしてしまいました。


この場面を振り返ります。3回2アウトランナー無しでした。ツインズ先発のジェイコブ・トッド・オドリッジ投手のボールを捉えたもののピッチャーゴロとなり、捕球したオドリッジ投手はかなりの余裕をもって1塁へ送球しています。しかし、ファーストを守るクロン選手はなぜか2塁方向によそ見をし、送球に反応できずボールはファウルグラウンドへ転々と転がってしまいます。そのまさかの事態に大谷選手も慌てて2塁へ向かい、オドリッジ選手は思わず頭を抱えてしまいました。

なぜ、クロン選手はよそ見をしてしまったのか?

について、試合担当していたタウンセンドという記者が、「ツインズは水曜日にMLB史上最も愚かなエラーをした。そして、動画を見ると、そのプレーに関与すらしていない内野手によって引き起こされたエラーだと分かった」と記しています。
その記事によると、「オドリッジ選手が1塁にボールをトスし、クロン選手がその時にボールがどこにあるか分かっておらず、自分の方に投げられると思っていなかったから起こったようである」と言及しています。そして「動画をよく見ると、打球をオドリッジ投手が捕球した際、後ろを守っていたセカンドのスコープ選手がゴロを捕球し、スローイングに移る様な動きをしている。これを視界に捉えたクロン選手が、オドリッジ投手ではなく、セカンドのスコープ選手がゴロを捕ったと勘違いした様だ」と分析しています。つまり、セカンドのニセの動きに、味方選手が騙された事で引き起こされたプレイだった様です。

この動画を何度か見直しましたが、セカンドの捕球したと勘違いする程の打球ではなかったと想像します。もちろん、スコープ選手が本当にゴロを捕球をしたかの様な動きだったのかもしれません。ですが、ほんの一瞬でも、ボールから目を切った事による勘違いが引き起こしたプレイだと考えられます。

やはり、ボールに集中し続ける事が大切なんですね…

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