ファールチップの結末

1回目の審判講習会で一番質問が多かったのが、ファールチップ時のシャッジ基準です。
まぁ、講師役のプロ野球審判員のありがたい講演での発言に、端を発しています。

「ファールチップ」とは、バッターが打った打球がキャッチャーの方に飛び、キャッチャーによってキャッチ(捕球)された場合を意味します。
しっかりとキャッチャーミットにボールが収まれば、その時のジャッジは「ストライク」です。ここで、2ストライク後の状況で、「ファールチップ」が起きた場合、どの様にキャッチしたかによって、最終的なジャッジが2通りになります。

①キャッチャーミットにかすった後、体に触れてボールを落とさなかった → ストライクアウト
②キャッチャーミットにかすらず、先にボールが体に触れたが落とさなかった → ファール

しかしです。「ファールチップ」ではなく、打者が打ち上げた「打球」をキャッチしようとした際、グラブではなく先に体に触れてから、グラブでキャチした場合は、アウトになります。同様に、サードがキャッチしきれなかったボールをショートがボールを地面に落とさずにキャッチした場合も、アウトになります。
今の選手で知っている人は僅かだと思いますが、伝説の珍プレーである「元中日ドラゴンズ宇野選手のおでこキャッチ」も、ボールが地面に落ちる前に別の野手がキャッチすれば、アウトなんです。

てなわけで、お口直しに宇野選手のヘディングシーンをご堪能下さい。

ちょっと通っぽい話してません?
まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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突然の伸び悩み

前回、久々に再会した拙の生徒の動きが悪くなって、ショックを受けたという事を書きました。大学時代からスキーを教えていて、その彼に限らず何人かの同様なケースを目の当たりにしてきて、疑問を抱き続けておりましたが、インターネットでふと見つけた記事によって、そのモヤモヤがかなり解消されました。
「いままで当たり前にできたことが急にできなくなる、体が重い、ケガの有無にかかわらず、何か違う…」、いわゆる“伸び悩み”の時期が「クラムジー(Clumsy)」と呼ばれる現象かもしれないという事です。成長痛によるひざ痛を発症するケースは以前から知っていましたが、それが一因で精神的にも肉体的にも「何をやってもダメ」な状態に陥ることも少なくないそうです。
「センス」のあった子供に対して、「早熟」とか「なんでもソツなくこなすけど、長続きしない」だけで片付けてしまうのではなく、急激に身体が成長する第二次成長期に、身体と感覚のバランスを崩し、これまで習得した技術が思うように発揮出来なくなる時期がある事を認識しないといけないんですね。適切な練習を続けていれば、身体の成長に感覚が追いつき、以前の輝きを取り戻せると言う事ですから、自分の息子や娘が、学童野球の集大成の学年にあたる6年生に「クラムジー(Clumsy)」に掛かってしまった場合、親として1コーチとしてどう接してあげるべきか… 今から、少しずつ考えておきたいと思います。ただ、拙の息子に限っていえば、「これ以上急激に成長するとどうなるのか?」と想像しづらい身長(4年生=147cm)ではあります…

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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