公認審判員への道(その弐)

11月3日ですが、保土ヶ谷軟式球場2面を使って、実技講習が行われました。
基本的なジャッジの仕方から始まり、ストライクゾーンの確認、4人制審判それぞれの役割とポジションニングなどを体験してきました。
守備とランナーについては、地元の野球チーム(4チーム)の選手が協力してくれたのですが、最大で3つのユニフォームが入り交じる中での仮想プレーでしたので、瞬時の判断に困る事もそれなりにありました。今回、保土ヶ谷の球場に初めて出向いたのですが、ボールデットエリアは無縁のグランドで、ファールエリアには壁があり常に跳ね返りがありますから、外野の選手は当たり前の様にバックアップに入ってましたし、内野エリアも柔らかい砂地であったため、躊躇する事無く横っ飛びで捕球する小学生達には感心させられました。やはり、環境が違い過ぎますっ!
さて、午前と昼食時の休憩中に、宮前区から参加されている他チームの方と雑談しましたが、どこも現役父兄の公認審判員が不足なんだそうです。この実地講習は10月中に1度行われるはずでしたが、雨で中止となったので、3月21日にグランド確保が出来れば「さらに高度な講習??」が実施されるんだとか…
本当は2回の実技講習を経て、一連の講習会終了となる筈でしたが、この3日の実地講習にて、審判講習会の修了証を戴いてまいりました。正式には、来年3月に登録費用を収める事で、認定証が送られてくるそうなので、現時点では「仮免許」中という事になります。これから、練習試合をメインに実践を重ねて行こうかと思います。

当面は、ストライクゾーンの見極めに苦労しそうですが、暖かく見守って戴ければ幸いです…

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ランナーに打球が触れた場合

今回は、ランナーに打球が触れたケースをまとめてみます。

<野手優先の原則>
グランド内では、打球に対する野手の最初の守備がとにかく優先されます。具体的には、ピッチャーが投げたボールを打った(バットにあてて転がした)ら、そのボールに、攻撃側の選手(打者と走者)は守備側の選手(ピッチャーもしくは他の野手)よりも先に触れてはダメという事です。これは、ゴロでもバウンドしたボールでも、フライでもライナーでも条件は同じです。
走者(ランナー)が野手の打球処理やその送球を妨げた「インターフェア(守備妨害)」と判定され、そのランナーはアウトとなります。

<ランナーが打球に触れると>
ランナーが打球に触れてしまった場合は、野手が打球に触れるか、打球が野手を通過する前であれば、ワザとであろうとなかろうと、ランナーはインターフェアでアウト(記録上はバッターはヒット)となります。
ただし、いったん内野手(ピッチャーを含む)に触れたあとに当たった場合や、内野手(ピッチャー以外)の守備機会と関係のない場所で触れた場合は、アウトにはなりません。でも、サッカーではないので、目の前にあるボールをランナーが「邪魔だから!」と思って蹴飛ばしたら、それは「わざとやった」と審判に判断されて、アウトになってしまいます。また、インフィールドフライの打球がベースを離れているランナーに触れると、ランナーはアウトです。ベースに触れていれば、打球に触れてもアウトとはなりません。

<バッタースボックス内で触れると>
バッタースボックス内で打球に触れた場合はアウトにはならず、ファウルとなります。自打球や、打球がホームベースに当たって跳ね返り自分の体に触れたときや、バントしたボールが体に当たったときなど、打者の体がバッタースボックスから外に出てさえいなければ、いずれもファウルと判定されます。

言葉で書くと難しいと感じましたので、グランドで説明の場を設ける事にしますね…

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