逆転の発想?

今日は、1塁塁審をしていた時に気になった事を取り上げます。
ヒット、相手守備のエラー、フォアボール、デットボール、振り逃げ etc… 1塁に出塁したバッターランナーは、次のバッターの時にリードを取りますよね? 左脚を体の後ろでクロスしながらリードを取る選手は、特に1塁と2塁を結んだラインよりも後ろ側に移動する特徴があります。「後ろに移動してしまう事に気が付かない」というのは、ピッチャーとバッターを視界に入れやすいと感じて取った行動なのかもしれません。
グランド練習では、第2リードの時に、少しでも1塁ベースから離れ、牽制球への対応は手から戻る事を徹底しています。でも、基本である1塁と2塁を結んだ線上にいるのかは、1塁コーチャー周辺で観ていないと気が付かないのかもしれません。そこで、読売ジャイアンツの走塁の名手である、鈴木尚広選手からランナーのリードを観てみましょう。

実はですね、「1塁と2塁を結んだ線よりも、2歩位前に移動しながらリードしたら何か変わるのか」を想像してみました。まず、ピッチャーに近づく分、足元の動きは見えやすくなります。ピッチャーの立場になって考えてみても、ランナーが多少でも見えづらくなる事から牽制球も投げづらくなると思います。1塁手は、右投げ/左投げに関係なく、右脚をベースの角に触れて待ち構えた体勢で牽制に備えます。なので、足元近くに滑り込む選手へのグラブタッチはやりづらいのではと考えます。実際にプレーしていないので、逆転の発想と称しても説得力に欠けるのですが、皆さんは他にどんなイメージが浮かびますか?

さて今週は、春の選抜高校野球に加えて、プロ野球も開幕しました。もし、1塁ランナーのシーンが映し出されたら、どの様にリードするかにも注目すると、違った楽しさを持って観戦出来ると思います。

まぁ、拙の独り言なんですけとね…

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1点を巡る攻防

先日の村山杯は惜敗でしたが、引き締まった試合でした。
拙も公式戦初の主審を務めさせて戴き、低目をストライクと言ってしまったり、息子の打球を一瞬見とれてしまい、3塁への移動と1塁塁審を本塁に移動する指示を出し忘れるなどの失態を犯しましたが、選手同様少しずつ成長して参りたいと思います…
さて、最終回(7回オモテ)の攻撃の際、フォルコンズベンチ側から「まだ、終わらせないぜ〜!」という声が聞こえ、不思議と下記の様なシーンを想像してました。ベンチ側からの声は、大人ではなく、選手達からであれば言う事なしですが、最後まで諦めずに「ボールに喰らい付こうという気持ち」を感じる事が出来た試合でした。あのイチロー選手も、第二回WBCでは極度の不振で、バッターボックスに入る前は良からぬことしか浮かばなかったそうですが、この時ばかりは「スイッチが入った」のだそうです。

まぁ、拙の完全な妄想ではありますが…

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