キャッチャーボーク

日曜日の試合は、シビレル展開でした。特に、この試合の最後(6回の攻防)は、見応えがありました。
さて6回裏、無死2・3塁となったところで、ベンチは満塁策を取る様に指示をしました。空いている1塁を埋めるために、相手チームの主砲を歩かせる作戦「敬遠(故意四球)」なのですが、このバッテリーにとって「敬遠」は初めての経験だったのでしょうね? キャッチャーは、見事にルール違反を犯しています(笑) 
問題のシーンです。

相手ベンチからのアピールもあり、一度球審から注意を受けていますが、そのあとの投球も厳密には「ボーク」の対象でした(笑)
このプレーについては、塁審(公認審判員)方達も「あの場面では、ボーク取れないよね?」と温情裁定で見守ってくれた様です。今回を良い教訓として、覚えてしまいましょう! それでは、どんなルール違反なのかを見ていきます。
試合開始前に審判員がホームベース付近にラインなどのグランド整備をする際、長方形のバッターボックスからバックネット方向に2本の線が引かれるのをご存知でしょうか? そのラインの内側を、キャッチャーボックスと呼んでいます。キャッチャーは、ピッチャーが「投球モーションからボールを離すまでは、この2本の線の外側に足を置いてはならない」という決まりごとがあります。つまり、片足だけ外れてもダメなのです。そのため、今回の様な明らかな敬遠を試みる場合、キャッチャーボックスから外れて投球を待つと、「キャッチャーボーク」の対象になります。そうなんです、ボークはピッチャーだけが侵すルール違反ではないんですね。計13個あるボークの条件で、今回取り上げたケースだけが、唯一キャッチャー対象のボークとなります。

折角ですので、野球規則(4.03)での記述を紹介します。
試合開始のとき、または試合中ボールインプレートになるときは、キャッチャーを除くすべての野手はフェア地域にいなければならない。
(a)キャッチャーは、ホームプレートの直後に位置しなければならない。故意のフォアボール(敬遠)が企図された場合は、ボールがピッチャーの手を離れるまで、キャッチャーはその両足をキャッチャースボックス内に置いていなければならないが、その他の場合は、捕球またはプレイのためならいつでもその位置を離れてもよい。「ペナルティー」ボークとなる。(8・05参照)

以前紹介した動画で、敬遠球を打ってしまい。「サヨナラ打」にした選手がおりました… 余談ですが、この時はバッターボックスの一番外側に立ったために、相手キャッチャーがバッターとの距離感に騙され、バットの届くところにボールを要求してしまったのだとか。”バッターボックスでの掟“で紹介しています。

ところで、久々に応援に来たNコーチが試合後に言っていたのですが、昨年の若獅子杯(馬絹メイツ戦)のダブルプレーを思い出されたそうです。懐かしくなり、昨年の大塚ライブリーから拝借しました。9分46秒あたりです。

ちょうど1年前の試合ですが、みんなちっちゃくてカワイイ…

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未だ幻の光景

明後日から、秋季大会が始まります。
6年生にとっては、この秋季大会が宮前区主催の最後の大会となります。
まだ7月も半ばに差し掛かったばかりというのに、「秋季大会」とはこれ如何に…
名称への突っ込みはともかく、これまでの大会と異なるところは、まず各ブロックごとに分かれ、月のお盆明けまでに総当たり戦を行うところです。ただそこから、上位2チーム達が再度集結し、8月24日から決勝トーナメントを行い、宮前一を決定するので、決勝トーナメントに駒を進める必要があるのです。
今回、一つ観てみたい光景があります。今年の6年生は、3名と少数ながら、チームを引っ張っていてくれており、打順も仲良く(?)2~4番に並んでいます。実はこの3人が、試合で揃って連打したシーンに、まだお目に掛かれていません。この3人が連打してくれれば、勝利の女神も大きく頷いて、フォルコンズに微笑んでくれると思うのです。また、もしもこんなシーンが観られたら、応援する大人は涙モノだと思います。伝説の試合と言われ、拙もオンタイムで観ておりまして、鳥肌が立った記憶があります…

とにもかくにも、学童野球としての集大成を見せてほしいです。拙も、一父兄として、また公認審判員として応援しています。
今週末は、猛暑負けないくらいの応援になりそうです…

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