スーパー中学生(2015)

前日の予告通り、スーパー中学生2人を取り上げます。この2人は、現在中学3年生で、この春から高校生となりますので、スーパー中学生と呼べるのも、あと僅かなのですが…

それでは、リトルの怪物からご紹介します。
仙台東リトルの伊藤英二投手です。中学1年生の全国大会で、広島佐伯を相手に6回を18奪三振完全試合を達成し、スポーツ新聞にも掲載されました。結果をよ~く見ますと、アウトは全て三振だったことが判ります。スピード計測はされていませんが、球速は間違いなく130kmは超えていたとのことです。中学1年当時は、163cm 68kgだったそうです。背丈は飛び抜けて大きいという印象ではありませんね。中学2年生の時に、オリックス糸井選手と対決したシーンが公開されています。

次に、シニアの怪物をご紹介します。
ラグビー元日本代表の克幸氏を父に持つ清宮幸太郎選手です。中学1年生の時にリトルリーグ世界選手権に参加し、アメリカを破って見事優勝を果たします。投げては4回を1安打1失点、8三振を奪ったそうです。先の伊藤選手ほどではないですが、最速79マイル(約127キロ)を投げます。びっくりなのが、中学1年生ながら大会登録時の身長は183cm、体重94kgという巨体ぶり… その半年前までは、ランドセル背負って小学生運賃でバスに乗っていたのでしょうか? さて、その体を存分に使った打撃では、リトル通算132本塁打、世界大会でも310ft(約94m)の史上最長アーチで観衆の度肝を抜き、5試合で打率6割6分7厘、3本塁打と主砲の役目も果たしました。これをメディアが放っておくわけもなく、日テレ系列の「Going! Sports&News」で、元阪神タイガース赤星より直撃インタビューを受けています。

大きな故障がなければ1年以内に頭角を現し、2017年ドラフトの注目選手として取り上げられているかもしれません。
前回も触れましたが、中学~高校は本当の意味での成長期ですので、彼らの存在を脅かすライバル達がこれから急成長してきます。
このBlogを始めて、プロ野球選手に至る経緯をより細かく調べる様になりましたが、小学生・中学生時代の体格なり球歴はあまりアテならないという印象です。本当に、甲子園やプロの世界を目指すのであれば、沢山食べて、沢山寝て、そしてどこまで自分に厳しく野球と向き合い続けられるかどうかだと思います。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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走と投(Part2)

以前に一度触れたこのテーマ(←ココをクリック)、今回はその続きを書きたいと思います。下記のデータは、沖縄県で昨年夏に開催された少年野球っ子記録会での記録を掲載したサイトです。

https://nakamoto716.ti-da.net/e7132226.html

成績上位選手の身長と体重の記載はなかったのですが、ある傾向として、小学3〜4年生はトップクラスでも体力・筋力的な違いがあまり見られないこと、遠投球速ある程度比例しているという2点が読み取れます。以前取り上げた西武ライオンズ高橋投手(←ココをクリック)は、中学1年生の時点で沖縄県小学3年生のトップクラスとほぼ同じ記録だったそうですから、選手に対しては他人との比較で一喜一憂するのではなく、「自分が野球を始めて1年・2年・3年でどれだけ成長しているのか」に気を払ってもらいたいですね。グランド練習のアップを通じて、身体の使い方(操り方)の模索をしていますが、真面目に取り組んでいる選手はその使い方が少しずつ変わってきている様です。1週間後に球速が10kM、遠投が10m、ベーラン(23m×4本走)タイムが2秒縮まることはないので、走と投については「さっきよりも、少しだけ遠く・速くと思って地道な挑戦を続けてほしいと思います。

今回取り上げた個人記録の中でも5・6年生の記録を見ると、確かに化け者ですよね?
次回は、どんなスーパー中学生がいるのかを取り上げてみます…

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