トリプルプレー1

先日、MLBパイレーツ- vs. カージナルスの一戦で、メジャー史上初のトリプルプレーが成立したそうです。史上初というのは、トリプルプレーの中でも4-5-4で成立したということです。つまり、1つのプレーを通じて、セカンドサードを守る選手だけで3つのアウトを取ってしまいました。
そのシーンですが、2回の表、カージナルスが四球と2塁打で無死2、3塁と先制の大チャンスを作り、打席には7番打者が入ります。

膝元のツーシームを右へ弾き返しますが、この打球をパイレーツの2塁手・ニール・ウォーカー選手がジャンプして好捕し、さらに素早い判断で3塁へとボールを送り、飛び出した三塁走者をアウトに取ると、3塁手の姜正浩選手からニール・ウォーカー選手へ再びボールが戻され、アウトカウントを勘違いしたのかトボトボと3塁ベース付近を歩いていた2塁走者をもアウトにしてしまいます。
この珍事ですが、ニール・ウォーカー選手が試合後に、3塁走者がベースに近かったのと、2塁走者がそれほど熱心に戻ろうとしていなかったのが分かったんだと振り返り、先に2塁ベースを踏んでいたら、3塁は間に合わなかったねと自身のプレーを解説したそうです。
それでは、問題のシーンを実際に動画でご覧下さい。

常に周囲を観て次のプレーを想像するということの大切さを感じました。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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どちらがお好き?

9回裏2アウト満塁、ボールカウント3ボール2ストライク、あと1つストライクを取るかアウトを取るかで守備側チームが勝利できる場面があったとします。どちらの立場で、この動画を観るのがお好きですか?

この試合は、つい先日甲子園球場で行われた阪神-中日戦の模様です。中日サイドからすると、9回2死2ストライクから逆転サヨナラ負け。でも、阪神サイドは逆転サヨナラ勝ち。この試合、中日は2-1とリードした9回、2アウト1、2塁の場面で、マートン選手に対し外角低めに投じたスライダーを谷繁兼任監督が後逸してしまい、ランナーにそれぞれ進塁を許してしまいます。一打逆転までピンチが広がり、結局福谷投手はバッターを早々に追い込みながら3ボール2ストライクとカウントを悪くし、押し出し四球を出してしまいました。ここで、又吉投手がマウンドに上がるのですが、0ボール2ストライクから、続く新井選手にサヨナラ打を浴びてしまいます。試合終了まで、また延長戦突入へあと1球からの逆転劇です。
バッター/投手/野手の立場でこの様な試合に出場した場合、どんな気持ちで勝負に臨めそうか、一度目を瞑って想像してほしいなと思います。

野球は楽しいことばかりではありません。強豪チームと対戦する時、試合に出場する選手だけでなく、応援する選手達が気持ちを強く持たないと、劣勢な雰囲気へ簡単に惹き込まれてしまいます。接戦や強豪チームとの対戦を通じて、野球の厳しさ、野球を舐めてはいけないというのを1つでも感じ取ってほしいと思います。どこのチームも「勝つ/勝ち上がる/優勝する」という目標を掲げているはずです。
これは個人の勝手な想像なのですが、ベンチスタッフの指導は「試合への勝ち方、勝つためのプレー」だけを教えているのではなく、野球選手としての厳しさを伝えようとしていると感じます。一見、厳しく接している様に映るかもしれませんが、野球選手として、一人の人間として生きていく上での大変さを少しずつ植え付けていると映るのです。将来の大きな夢を抱いている選手達に対して、その夢を否定することは誰もできませんが、覚えるべきことは山ほどあることを感じてほしいです。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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