カットマン

グランド練習で内・外野のノックを受ける時、外野からの中継でカットに入るのは内野手ですが、キャッチャーから「もっと右」「もっと左」という指示が出ます。でも、主審として試合の時に感じることの一つに、敵・味方の応援やベンチからの声にかき消され、キャッチャーからの声が「内野手に届いているのかな?」と感じる場面があります。必死な時ほど、周りの声が聞こえなくなるのも理解します。さて、内野手が外野からの送球を受ける時、キャッチャーに対して背を向けています。捕った後は素早くキャッチャーに返球することを思いながら、外野からのボールを捕ろうとしますよね?主審は、本塁に向かってくるランナーと返球のタイミングを見ながら判定に備えるのですが、試合の時ほど、キャッチャーとの位置を自分の目で確認する内野手が少ない様に感じます。
この動画は、外野手がボールを捕球し振り向き様にどこを目標に返球するのか、内野手は外野手が返球をしやすい様に大きな的になること、内野手がキャッチャーとの位置関係を確認するという練習風景です。この動画に登場するのは外国人ですが、同じ小学生です。

グランド練習では自分のプレーを冷静に振り返る機会もあまりないでしょうから、どこまで意識して取り組めているのか、この動画を通じて一度確認してみてください。そして、思い当たる節があったら、週末のグランドで是非チャレンジしましょう!

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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冷静に観ること

ランナーを交えて走塁を兼ねた、守備練習の際、選手は一つ一つのプレーを必死に覚えようとはするものの、自分のことで一杯一杯になり、冷静に人のプレーを観る余裕がないことを身近で感じます。そんな思いがあり、ある一つのプレーを動画で紹介します。

広島-中日戦、1-0で広島がリードして向かえた6回裏の攻撃。ノーアウト、ランナー1・3塁の場面で、バッターはファーストゴロを打ちます。ファーストは、すかさず本塁に送球し、サードランナーを狭殺プレーに持ち込もうとしますが、ランナーは素早く3塁に戻ります。しかし、ファーストランナーは一旦3塁まで到達したのに、サードランナーが戻ってくるのを観て、2塁に戻ろうとします。バッターランナーは、この動きを観たためか、(0分22秒あたりで)2塁キャンパスの近くまで来たところで慌てて1塁に戻ります。
このプレーの結末は、ファーストランナー(野間選手)がタッチアウトとなり、ワンアウト、ランナー1・3塁となります。

さて、このシーンを選手の皆さんには、こう観てほしいと思います。

– もし、自分がバッターだったら
– もし、自分がファーストランナーだったら
– もし、自分がサードランナーだったら

どの様なプレー(走塁)ができますか?

例えば、

「この場面での内野ゴロは○○」
「バッターも打球が転がったら、必ず○○○ーになる」
「ファーストゴロだから、○○○○○ーは絶対避けたい」
「○塁ランナーは○ー○○○できなくても、○人のランナーを次の○へ○○○ために、長く○○○ていたい」

と色々考えられますよね?

グランド練習や試合を通じて、監督から教わったプレーはどういう動きなのかを思い返してください。選手同士で意見交換するのも良いと思います。これから、何度となく似た様なシーンでの判断が求められるのです。もし、自分の想像するプレーに自信がないなと感じたら、試合で失敗して叱られる前に、次のグランド練習で監督に聞いたり野球ノートを通じて質問してみましょう! 

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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