ミトコンドリアDNA

夏の甲子園大会の組み合わせも決まり、高校野球はさらに熱い戦いが始まろうとしています。しかし、高校球児とっての憧れの全国大会が、日本人だけのものでなくなるかもしれません。近年、世界各国から甲子園に憧れ、日本の高校に入学して甲子園を目指す球児が最近増えていると言われています。そんな中、過去に日本以外の高校が甲子園に出場したことをご存知でしょうか?

昨年末に上映された、『KANO~1931海の向こうの甲子園~』という映画があります。
日本統治下の1931年台湾代表として見事甲子園出場を果たし、決勝まで進出した台­南州立嘉義農林学校野球部の実話を描いています。DVD化されていれば、この夏休みに是非観てみたいと思う一作です。下記動画は、この映画の予告編です。

さてこの週末、スポーツニュースでは陸上界の新星(大学生)と甲子園出場を決めた選手を取り上げ、彼らの父親が外国人であることを共通点に挙げておりました。
1人目は、サニブラウン・アブデル・ハキーム選手。父親がガーナ人で若い頃はサッカーにのめり込んでいたそうです。
サニブラウン・アブデル・ハキーム
2人目は、オコエ瑠偉選手。ナイジェリア人の父を持つ走攻守3拍子揃った今秋のドラフト候補選手です。50メートル走6秒2だったタイムは、春先には5秒96に大幅スピードアッ­プし、4月の大会までは通算19本だった本塁打も、約2カ月で16本を量産し­通算35本塁打を記録しています。

こう伝えられると、早実1年生 清宮選手もそうである様に、どこか父親のDNAを強く受け継いでいると感じますよね?しかし、日本人の陸上長距離、短距離選手やサッカー、バレーボールなど 元五輪選手139人と、一般の人のDNAを比べたところ、 スポーツ選手に特徴的な遺伝子型が見つかって以来、スポーツ医学界ではミトコンドリアDNAの研究が盛んになっているそうです。このミトコンドリアDNAは、母親からのみ子供に受け継がれると言われ、特に瞬発力や持久力に関係するという研究結果もあるのだとか。このBlogでは、幾度か母親のサポート力というのを強調していますが、DNAもとなると母の(影響)力恐るべしです。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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先頭打者への四球

野球100年の歴史が証明しているとまで言いきる、星野氏(現楽天SA)は、中日監督時代に先頭打者への四球に初めて罰金を科したそうです。野村氏(楽天元監督)も、5月17日の巨人 vs. ヤクルト戦で先発した巨人 高木勇人投手が先頭打者の雄平選手に四球を与え、荒木選手にタイムリーを浴び2点目を失ったシーンを取り上げ、先頭バッターに四球。7割以上の失点率。ヒットで出すと6割台になると語っていました。

とは言え、日々野球を観ている側からすれば正直、本当かな?という思いもあります。投手の闘争心を含む試合の流れに関わってくるということは理解します。しかし、四球でも、安打でも走者が塁に出るのは同じことです。投手を中心にした守備側にすれば、同じ様に不利になる訳です。ことさら四球だけを取り上げるのは不思議に感じるところですが、阪神 藤波投手がこんなことを言っています。

それは四球の方がダメだと思います。安打は好打者でも3回に1回しか出ないものですよね。前に打球が飛べば守備陣のファインプレーが出るかもしれないし、アウトにできる可能性が増えます。四球で走者を出すのは、その可能性を自分で放棄していることなります。

この定説化した先頭打者への四球を、データはどの様に示しているのでしょうか?2014年の楽天投手陣を例に取り、先頭打者出塁別の平均失点をまとめたサイトからデータを拝借し、12球団の平均失点とを比較してみます。

先頭打者出塁別の平均失点

単打と四球の平均失点では、明らかな差異は確認されません
恐らくですが、どうせランナーを出すなら安打(単打)を打たれたほうが良いという意味合いも含まれているのでしょう。勝負を避けて四球を出すより、勝負した結果、打たれた方が悔いが残りませんし、好打者でも7割は打ち損じるのだから、勝負すべきという教訓めいたところから来ているのかもしれません。

学童野球においても、勝負した結果の四球に対して叱れることはありません。単打の中にも勝負しにいって打たれた単打もあれば、恐々投げたのが甘く抜けて痛打された単打もあります。マウンドにあがるピッチャーには、打者にも暑さからも、逃げずに勝負するということが求められます。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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