次の塁を狙う

ランナーが1塁・2塁にいる場合、彼らを次の塁に進める1つの戦術としてダブルスチールというのがあります。
2人のランナーが1塁・3塁にいる場合、このダブルスチールを仕掛けることは大きなリスクがあります。理由は、3塁ランナーが本塁に盗塁(ホームスチール)する必要があるからです。単純に考えて、投手の投球が向かう方向へ走っていくわけですから、脚の速さだけでなく、果敢なリードやスタートのタイミングを含めた勇気が必要です。夏の甲子園大会では、健大高崎(←ココをクリック)が誇る脅威の機動力を発揮していました。彼らのダブルスチールをご覧ください。

3塁ランナーがどの様な動きをするのかを、試合中継のカメラが捉えていることは少ないですが、ランナーと守備を含めた全体の動きを、別のチームで成功させた映像でご覧ください。3塁側アルプススタンドからの撮影されていますので、ピッチャーとランナーの動きがよく判ると思います。実は、このチームが成功させたのは、なんとトリプルスチールです。

自主連では確認が難しい走塁練習を、グランド練習や練習試合(紅白戦)を通じて、一瞬の判断と勇気をもっと磨いてほしいと思います。
次のステップに向けて、単なる練習に終わらず、努力を積み重ねていきましょう。

まぁ、機動力の様にチームカラースタイルだけが話題になっても、甲子園大会での優勝(勝ち切り)は難しいのですが、走塁はまず一つ一つ試合で勝ち抜くために必要な技術となります。

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並々ならぬ努力の果て

とある、MLBプレーヤー球歴です。
ドミニカ共和国のサントドミンゴで生まれ、中学時代に家族と共にニューヨークへ移り住みます。高校は、ジョージ・ワシントン高校へ入学し、野球部に入部するのですが、初めはバットにボールが当たりませんでした。そこで、コーチから投手を勧められ、野球人生を歩み始めます。ところが、バッティングにこだわりを持ったその選手は、毎日早朝練習を続け、その後コーチに直訴して打者への転向を果たします。バットに当たらなくても、努力をすれば打てる様になるんですね。高校2年生後半から、打率6割を記録し、3年生の時にはニューヨーク市の最優秀選手に選出されたそうです。努力の成果がコチラです。

1991年のドラフトでクリーブランド・インディアンスに1位指名されると、2年後メジャーデビューを果たします。2011年に引退するまでの球歴は、次の通りです。

【タイトル・記録】
ワールドシリーズMVP(’04)
首位打者(’02)
本塁打王(’04)
打点王(’99)
ハンク・アーロン賞(’99、’04)
シルバースラッガー賞〈OF〉(’95、’99、’01、’03、’06)(DH:’02)
オールスター選出:12回(’95、’98、’08)

必死に練習して打てるようになり、メジャーでは大打者として輝かしい成績を残しました。とある選手とは、マニー・ラミレス選手のことです。全盛時のバッティングはコチラです。

バットにボールが当たらなかった高校1年生が、5年後にはメジャーリーガーです。

並々ならぬ努力だったと思います。もし、たまたま試合でいい当たりを放てなかったとしたら、素振りくらいはやろうと頭をよぎると思います。そこで、選手自身がその日の夜から努力を始めるのか、次の日から努力すればいいやとノンビリ構えるのか、次に取り返すチャンスまでの限られた時間の中で、どの様に・どれだけ頑張れるかを常に見直し続けてほしいと思います。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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