ランナーが1塁・2塁にいる場合、彼らを次の塁に進める1つの戦術として「ダブルスチール」というのがあります。
2人のランナーが1塁・3塁にいる場合、この「ダブルスチール」を仕掛けることは大きなリスクがあります。理由は、3塁ランナーが本塁に盗塁(ホームスチール)する必要があるからです。単純に考えて、投手の投球が向かう方向へ走っていくわけですから、脚の速さだけでなく、果敢なリードやスタートのタイミングを含めた勇気が必要です。夏の甲子園大会では、健大高崎(←ココをクリック)が誇る脅威の機動力を発揮していました。彼らのダブルスチールをご覧ください。
3塁ランナーがどの様な動きをするのかを、試合中継のカメラが捉えていることは少ないですが、ランナーと守備を含めた全体の動きを、別のチームで成功させた映像でご覧ください。3塁側アルプススタンドからの撮影されていますので、ピッチャーとランナーの動きがよく判ると思います。実は、このチームが成功させたのは、なんと「トリプルスチール」です。
自主連では確認が難しい走塁練習を、グランド練習や練習試合(紅白戦)を通じて、一瞬の判断と勇気をもっと磨いてほしいと思います。
次のステップに向けて、単なる練習に終わらず、努力を積み重ねていきましょう。
まぁ、機動力の様にチームカラーやスタイルだけが話題になっても、甲子園大会での優勝(勝ち切り)は難しいのですが、走塁はまず一つ一つ試合で勝ち抜くために必要な技術となります。