モノマネと肌感覚

「人のまね(モノマネ)をすることで、必要と言われている動きの理解が得やすい」というテーマで、下記の動画が構成されています。動画で古田氏が説明している内容やテクニックは、理論(解釈)の一つということで捉えて下さい。

さて今回は、「まねてみよう」という気持ちが、実はすごく大事だということを書きます。
例えばですが、ある選手の動きをまねて(模倣し)てみせるには、まず第一に目で観察しながら特徴を見つけること、そして実際に体を動かして確認する必要があります。どんなスポーツも初めて携わるときは、まずそれに近い動き目からの情報として仕入れて、何となく模倣することからスタートします。指導する側も、「こうやって…」と言いながら実演してみせますよね?しかし、模倣できているかどうかを本人が確認に加え、「似てる・似てない」の判断は、鏡や第三者が撮影した映像に頼るしかなく、どうしても視覚情報だけに偏ってしまいます。
監督からの提案で、夏合宿初日の夜のミーティングで少し話す時間を戴きました。そこで、選手達に提案をしたのは、映像だけの視覚情報だけでなく、もっと肌感覚を養ってみないか?ということでした。アンダーシャツや練習パンツ、靴下がどの様に肌に触れていくのか、それを沢山記憶しておくと、フォームという動きを自分自身で修正できるようになりますし、教わった新しい動きも速く吸収できるよと伝えていました。

肌感覚を養う手っ取り早い方法は、目をつぶって動いてみることです…

小学生時代の拙は、お受験で実際に野球をやれる環境にはなかったため(涙)、TV中継を観てはCM中に自宅の窓際に移動して、投げ方や打ち方をまねて遊んでいました。ここまで、足を上げないといけない」とか「手とバットは、こう動かして」などとブツブツ独り言を発していた様で、塾が休みの日にはゴムボールとプラバットを使って、友達と公園野球に勤しんだ記憶があります。
形を覚える近道として、模倣することは大事なのですが、それだけ続けてても大きい当たりを打てたり、早いボールを投げられるわけではありません。野球は、改めて「ボールを使った球技」だということを証明してくれる映像がこちらです。

細かな動きはさすがプロの芸人だなと感じますが、実際のプレーには「動くための様々なタイミング」が伴いますので、やはりボールを使った練習が必要だと言うことですね。

プレー上達への近道を考えるとすれば、できれば動きの確認を平日に、ボールを沢山使うのは週末のグランドで行うということになるのかな?

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

カテゴリー: 今日の独り言 パーマリンク