どこを観るか4

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前回の呟きでふと思い立ち、YouTubeから周辺視野トレーニングの動画を紹介します。「集中、集中」という大人の声が響くグランドで、感じたある疑問がキッカケです。
集中という言葉の意味は、「1箇所に集める事。また、集まる事。」と辞書に記されています。集中と言われて、小学生選手が応える行動を観察すると、決して間違ってはいないのですが、こんな光景を数多く眼にする事になります。

例えば…

バッターボックスでピッチャーが投げたボールをジィーっと観続けた結果、バットの出が遅くなります。
守っている時、ピッチャーが投球動作に入り、バットに当たり、目の前に飛んできたライナーまでジィーっとボールだけを観続けると、塁上にいるランナーの動きに気が付かなくなります。
前回呟いたランナーもそうです。ピッチャーのある部分をジィーっと観続けると、観る事ばかりに気を取られてスタートが遅れますし、走り出したら、打球だったり前を走るランナーやコーチャーの動きを見忘れがちになります。
野球の難しいところは、次のプレイに備える事、つまり自分以外のプレイヤーの動きを観察して判断しながら自らも動く事なんです。集中という言葉を勘違いすると、1点だけを気にするばかりに周辺が見えなくなる状況に陥ります。特に、疲れや緊張を改めて感じ始める試合後半では、ボールを観てるんですけど、周辺に気が廻らなくなる様です。
「では、どんな事が野球では求められるのでしょうか?」という訳で、こんなトレーニングはいかがでしょうか?

2次元では実践向きでないと感じられたら、次に紹介する4つの動画に挑戦してみて下さい。できれば、画面を凝視するのではなく、画面から離れて全体をボヤーッと観る方が良いと思います。

最後の動画に近づくと、番号を当ててやろうとして、ついつい凝視しがちになります。
このトレーニングは、ビジョントレーニング(周辺視野トレーニング)と言われ、北海道日本ハムの近藤健介選手が取り入れた事を、以前取り上げました。

眼のトレーニング

一通り試してみると、1点だけを集中して観るだけというのが案外楽だと感じる事から、脳の働きが周囲の情報を遮断する性質を持つ事に気が付きます。ですが、野球は1点だけに集中してプレイするスポーツではないと思うのです。選手達が誤解しているのであれば、大人が望むべき方向に導けば良い訳です。観るんですけど、しっかり観ないという感覚で、眼を通じて入ってくる情報を沢山感じ取れる様になってください。

どこを観るか、というよりどう観るかですね…

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