学童野球では、1塁ベースへ駆け込む際のヘッドスライディングを禁止しています。
野手からファーストへ送球が逸れる可能性が高く、スライディングするランナーの手を踏みつけてしまう恐れがある事から、怪我防止が目的です。
ですが、高校野球でその試合の最後のランナーは、必ずヘッドスライディングをしています。
土浦一高、取手二高、常総学院で監督を歴任した木内幸男氏は、「甲子園では手から滑れ」と提唱している事を、ネットの記事で見つけました。
「夏は高校生用に砂を多くするから非常に砂っぽいグラウンドになる。最初に水をたっぷりまいて、固まって乾いた状態の時に足から滑ると、タイミングはセーフなんだが、スパイクと塁の間に砂が入ってアウトになることが多い。なんであれがアウトなんだと思って映像を確認すると、砂の影響で文句なくアウトだと分かるんだよね。そういうことが起きるから、甲子園では手から滑るしかない。足から入るとアウトになる確率がうんと高い」
そうは言っても、甲子園で野球ができる選手はほんの一握りです。では、ヘッドスライディングは駆け抜けよりも速く1塁ベースに到達できるのでしょうか?そんな疑問を検証した動画コチラです。
1分12秒辺りから、駆け抜けとスライディングの比較映像がその結果を教えてくれます。
全ての走塁がトップスピードに乗っているのであれば、同じランナーの比較からある程度参考にはなりそうです。
小学生選手に対しては、ヘッドスライディングよりも、まず駆け抜けに対する誤解を抱かせない様にするところからだと思います。
まぁ、拙の独り言なんですけどね…