グラブを投げる2

グローブを投げてボールを止める行為へは、ペナルティーが課せられる事はご存知だと思います。
かなり昔のプレイですが、西武ライオンズの栗山巧選手が打った1、2塁間のゴロを、千葉ロッテのホセ・オーティズ選手グラブを投げ当てて止めてしまったというシーンがありました。

【公認野球規則5.06 『走者』 (b)進塁】(旧7.05)
(4)打者、走者の安全進塁権
(B)3個の塁が与えられる場合
野手が、帽子、マスクその他ユニフォームの一部を、本来つけている箇所から離して、フェアボールに故意に触れさせた場合。
この際はボールインプレイであるから、打者はアウトを賭して本塁に進んでもよい。
(C)3個の塁が与えられる場合

野手が、グラブを故意に投げて、フェアボールに触れさせた場合。
この際はボールインプレイであるから、打者はアウトを賭して本塁に進んでもよい。
【注】
ここにいうフェアボールとは、野手がすでに触れていたかどうかを問わない。

投げたグローブがフェアボールに触れた時は、バッターには3個の塁が与えられますが、当たらなければペナルティはなしです。参考までに、グローブの代わりに帽子を投げたとしても、フェアボールに当たると、同様に3個の塁が与えられます。いずれのケースでも、3塁打として記録されるそうです。
外野の守備に不慣れな小学生選手が自分の身体の近くを抜けていくボールに対して、思わずグローブを投げるプレイを過去に一度だけ目にした事がありますが、プロ選手でもやってしまう事があるんですね。

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