ランナーとの接触8

春の選抜高校野球が開幕しました。開会式直後の第1試合、呉(広島)が至学館(愛知)を延長12回の末に6-5で初出場対決を制し、初勝利を挙げました。延長12回に1アウト1、2塁の場面で至学館バッテリーのけん制悪送球が続き、1点を勝ち越し。さらにスクイズ打球を相手投手の新美がファンブルするなど、この回2点の勝ち越しに成功します。その裏の至学館の反撃も1点で凌ぎましたが、最後は2塁走者の守備妨害で決着がつきました。守備妨害でアウトとなった至学館の大谷康稀外野手が、「本塁を狙おうと思っていたらふくらんだ。気付いたら(三塁手が)目の前で避けられなかった」と振り返ったというプレーをご覧ください。

別角度からの映像もご紹介します。

攻撃側のサインは、ランエンドヒットだったのでしょうか? ランナーも故意で接触はしていないと思います。走路上にボールを持たない野手がいて、ランナーと接触もしくはランナーがその野手を避けなければならない状況では、走塁妨害が適用されますが、

ランナーとの接触 2

今回のケースでは、不運にもベースに向かった走者と打球が合ってしまった格好です。故意でなくても捕球体勢に入っている野手とランナーが接触した場合は、守備妨害が適用されます。

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