ボークと牽制球(後編)

前回、1塁への牽制球について取り上げましたので、今度は2塁牽制にも注目してみたいと思います。2塁にランナーを背負うピンチを投手自ら救うプレーとして、2塁への牽制プレーがありますが、過去に1度2塁牽制(←ココをクリック)についても取り上げたことがありました。

2塁牽制の手段として、3つあることを書きました。

– プレートを外す牽制
– プレートを外さない牽制
– 足を上げる牽制(逆回り牽制)

夏の甲子園、U-18決勝戦のマウンドに上がった、仙台育英の佐藤投手2塁牽制です。キャッチャーから牽制の合図(サイン)を送っていますね。

広島カープの前田投手2塁牽制です。

学童野球で投手を始めた時は、まず軸足をプレート(投手板)から後ろに外すことから習うと思います。慣れてくれば素早い動きが求められるため、プレートを外さずにステップしながら投げてもボークにはならないと、千葉ロッテマリーンズ・アカデミーのコーチが説明しています。

最後に、先日引退を発表した横浜DeNAの高橋投手は、ゆっくり脚を上げてから牽制の体制に入って、3塁に走ったランナーをアウトにしています。

これらの全ては、ルールの観点からもボークにはなりません

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