ランナーとの接触 1

先日のグランド練習は途中参加だったのですが、4年生以下選手を対象にした走塁練習に時間を割いておりました。まず、3フットレーンベース踏み方をおさらいをしました。今年の4年生は、運動会でリレー選手に選ばれた選手が何人かおります。確かに、まっすぐ走る分には速いのですが、ベースの踏み忘れやベースの手前で歩幅を合わせたために失速してしまうケースなどが見られました。何事にも回数をこなして、覚えていくしかないなと感じた次第です。
さらに、1塁・3塁コーチャーのアクションについても時間を割いていました。間違った指示をするシーンはありませんでしたが、彼らの声は、キーが高い上に声量も小さ目です。恐らく、試合中は周りの大人の声などで掻き消されることは確実と感じました。ですから、必死に走ってくるランナーに対して、体全体で指示を出す必要があります。ここで、1つ覚えておいてほしいことがあります。特に3塁コーチャーに入った選手が、ランナーを必死に止めたい場合、両手を前に出して「止まれ」の合図を送ると思うのですが、ランナーに触れるとどうなるか、ご存知でしょうか?

【公認野球規則6.01 『打者または走者の妨害』】(旧7.09)
『インターフェア』次の場合は、バッターまたはランナーによるインターフェアとする。
(h) 3塁または1塁のベースコーチがランナーに触れるかまたは支えるかして、ランナーの3塁または1塁への帰塁あるいはそれらの離塁を肉体的に援助したと審判員が認めた場合
【公認野球規則5.03 『ベースコーチ』】(旧4.05)
『原注』の末尾に同『注』を追加する。
ベースコーチは、用具の交換を除き、走者の身体に触れてはならない

例えば、2塁ランナーが3塁へスライディングしたとします。その時、オーバースライドしそうになったのを3塁ベースコーチが支えたとか、本塁へのタッチアップに際して3塁ベースコーチが背中を叩くなどして離塁のタイミングを促した場合などは、明らかに肉体的に走塁を援助したものと判断されます。インターフェアに対するペナルティは、該当するランナーがアウトになりボールデッドとなります。
ホームランを打ったバッターが1→2→3塁ベースを廻る際に、コーチャーと交わす「ハイタッチ」はルール上、インターフェアにはなりません。理由は、ホームランと認定された時点でボールデットになる(公認野球規則5.06c)ためですが、学童野球を含めたアマチュア野球ではモラルの観点からも控えた方が良いと思います。ホームベースを踏んで、得点と認められるまでは、ランナーの身体には触れないでください。

コーチャーには、もう1つ知っておくべきルールがあります。詳しくは、コチラ↓をご覧ください。

珍しい守備妨害1

それにしても、個人的に「肉体的援助」という表現がどうもしっくりきません。

MLBのルールを英訳した内容がベースになっているとはいえ、日本語って難しいですね…

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