SAQ

公式戦会場の設営を審判部の一員として参加している際、その準備をしながら第一試合を行うチームのアップ風景をチラチラと観ては、参考になりそうな動きを持ち帰ったり、SAQ(スピード・アジリティ・クイックネス)トレーニングの中古本をAmazonで購入して、バリエーションを考えています。つい先日、サッカー選手であるメッシのトレーニング動画を観たのですが、自分の中である誤解に気が付きました。

これがラダーを使ったSAQ(アジリティートレーニング)の動画です。

キャッチャーは捕球後に素早く送球ができる様な体勢を取りますが、キャッチャー以外の野手はボールを捕る際、脚を動かして捕りやすい体勢を作ります。つまり、止まっているところから脚をバタバタさせて行うSAQ動作は、野球には向かない様に感じます。サッカーでは、相手チーム選手がボールを奪うことを避けるために、フェイント動作をする時は止まっている状態から素早い脚の動きが求められるのでしょうが、野球では盗塁をスタートする時の1歩目位です。メッシもSAQの動きを行ってからボールを蹴るシーンがありますが、一番力を入れて蹴られる脚運びをSAQで養っている様に見えました。
アップ後のキャッチボールでは、脚を使って、ボールを捕ることを監督やベンチスタッフから言われていますよね? 捕球する直前では、より細かい脚運びが求められます。脚運びと言えば、試合中やノックを受ける時の脚踏み(←ココをクリック)にも取り組んでみてください。それから、上体反らしが苦手な選手も多いです。守備や走塁では、体を前に倒す様な動きとなりますが、投球やアップで脚を上げる動きに対して、上体が前屈みになるところが気になりました。

今週末のアップから、その辺を念頭に入れながらメニューを考えてみます…

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