この数日のスポーツニュースは、順位がほぼ確定しCS(クライマックスシリーズ)を控えたプロ野球へあまり多くは触れず、プロテニスやゴルフ、サッカーなどの試合結果に時間を割いている様に感じます。実は、いつもは見逃しがちな他の球技の得点シーンを観ていて、ふと気付かされたことがありました。
バスケットやサッカーでは、決められたゴールにボールを入れる事で得点となります。
テニスやバレーボールでは、決められたエリア内にボールを打ち、それを相手が返せなければ得点となります。
野球とソフトボールでは、得点となるエリアが存在しません。
どの球技も、「点を多く取ったチームが勝つ」という点では同じなのですが、野球(とソフトボール)は例えホームランを打っただけでは、得点とならないのです。つまり、攻撃側のプレーヤー(ランナー)が1塁→2塁→3塁→ホームベースと4つのベースを踏まない限り、得点として認めてもらえないルールになっています。ボールの行方だけでなく、プレーヤー(人)自身の介在が伴うことから、特殊な球技であると言えるでしょう。
野球では、走る(走塁)の他にも、投げる(投球&送球)、捕る(捕球)、打つ(打撃)という計4つの異なる動きを求められる訳で、選手達は他の球技に比べて「複雑で大変な」ことをやっているのです。どうすれば、野球を楽しいと感じ、上手な選手になりたいと思えるのか、これは大人にとって大事な役目です。
チームは、来季のベンチスタッフが決まり、新たなスタートを切りました。「心•技•体」における「心」の部分で、拙も父親コーチの一人として、また公認審判員として、選手達へ色々と伝えていけたらなと考えております。