現在、各都道府県で夏の甲子園に向けた地方大会が行われています。しかし、今年は甲子園常連校、優勝経験校が3回戦・4回戦で、次々と姿を消す事態がおきています。
まず、神奈川では、桐蔭学園高が神奈川大会4回戦に登場。横浜隼人高に9回2死走者なしから1点差を追いつかれ、延長11回サヨナラ負けを喫しました。群馬では、前橋育英高が6回まで無失点に抑えたものの、2点リードで迎えた7回に崩れ、2死から四死球と長短打などで6点を奪われ、そのまま敗れました。他にも、宮城の東北高と仙台育英、香川の丸亀、愛媛の済美、宮崎の延岡学園、沖縄の沖縄水産など、早々と夏の舞台から姿を消しています。地方大会を勝ち抜いて当然と言われる学校ほど、1球のミスからチームの歯車が噛み合わなくなってしまうことなのでしょうか?
強豪校の高校3年生にとっては、最後の夏が予想以上に早い結末を迎えたはずです。しかし、大学・社会人・プロ野球に進みたいという選手達の最終勝負は、まだまだ続きます。都合の良い解釈かもしれませんが、「甲子園出場は目標への通過点、これでようやく自分のためだけの練習ができる」と気持ちを切り替えれば、残された時間が増えたと考えることができますし、甲子園に出場する以上の充実した時間を過ごすができるのではないでしょうか?
実は、個人的に群馬の前橋育英高を注目をしていて、甲子園出場が決まったら掲載しようと思っていた動画があります。昨年の優勝投手である、高橋光成投手だけでなく、荒井監督の接し方・教え方に共感を抱いていておりました。
キャッチボールの正確さの追及など、「”凡事徹底“」という言葉から想像される、誰にでも出来ることを、誰も出来ないくらいやる姿勢は、学ぶべきところはあるという感想です。特に守備においては、エラーの後のNEXTプレーを大切にしています。つまり、エラーはつきものですが、その後のプレーに対してすぐに行動を起こし、対処できる様になることが大切と説いています。動画の中でも実際に、その効果を示す場面が映し出されています。
ところで、神奈川県大会の決勝は、30日に横浜スタジアムで行われ、拙を除いた我が家の3名は、当日朝早くから観戦に向かうそうです。
なぜ、平日に決勝戦を行うのでしょうか? 神奈川にもう一つ出場枠を!
まぁ、拙の妬み節なんですけどね…