前回に引き続き、アライバコンビとして一時代を築いた、元中日ドラゴンズの荒木雅博氏と井端弘和氏による守備基本編と実践編をご紹介します。基本の形は変わらないものの、堅実な守備を目指す上でそれだけでは実際の打球に対応できないという事を説いています。
正面での捕球するというのは、打球が正面でもフォアハンドでも逆シングルでもヘソの前辺りという考え方は特に驚きませんでした。
井端氏は、常々捕球する場所は右脚前でも構わないと言っています。例えば、セカンドへ正面のゴロが転がった際、その後セカンドが1塁へ送球する事が決まっているのなら、右脚前の方が捕球から送球体勢には入りやすいです。
次の動画、特に2分40秒辺りから注目して戴きたいのが、ボールへ向かう動作から捕球体勢に入るまでの顔とグラブの距離、そして小学生の学年毎に目指す脚の動かし方です。グラブはなるべく動かさず、その分しっかりと脚を動かすという事の様です。でも、それに気付いたのがプロ選手時代というコメントには驚かされました。
正面のゴロを捕球する際の脚の動きを観察すると、グラブを出した場所が右なら右脚にしっかり体重を載せている事、左なら左脚に、正面なら左右均等にしっかり体重を載せている様子は、今一度見直したいところです。
ノックができない時期ですので、地味ながら手ゴロで動きを確認していきましょう!