カッコいい守備3

過去に呟いていますが、カッコいい守備というのは動きに流れが感じられます。右投げの選手であれば、左手にはめたグラブで捕球し、送球は右手へ持ち替えを行います。

カッコいい守備2

次の選手の内野ノックを観てください。
できましたら、捕球後にグラブと左手がどこに移動して持ち替えが行われているかに注目してください。

ピッチャーがセットポジジョンの状態から投球動作に入る動作と同じと考えれば、両手は身体の中心から離れていく事が判ると思います。
持ち替えについては、年齢を問わず練習をすれば幾らでも速くできます。持ち替え後の送球動作を想像しても、身体の中心に移動する大切さも感じると思います。

当て捕りの速さ

広島カープの菊池涼介選手が行っているキャッチボールも、何気ないというか、非常にリラックスしているため、参考にならないと感じるかもしれませんが、見方を変えれば参考となる箇所は幾つもあります。

キャッチボールには工夫次第で様々な事ができますし、むしろその時間で挑戦したやった方が上達スピードも上がると思います。ただ単に肩を温めるという事以外に、守備練習で必要な動きを切り取って、キャッチボールの時間で試してほしいなと考えます。

まぁ、拙の独り言なんですどね…

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レベルスイング1

息子が中学野球最後のシーズンという事もあり、学童よりも中学硬式の試合を観る機会が増えているのですが、ここでもよく聞かれる声援の1つに、「上げるな〜、上から叩け、転がせ〜」というのがありました。きっと、学童時代から同じ事を言い続けているのだろうなと苦笑いしながら聞いていたのですが、これがもしベンチの指導者からの指示だとしたら、

「転がす打球を打つという目的も掲げて、練習を積んでいるのだろうか?」

と疑問を抱いた事はありませんか?
鋭い当たりや打球を遠くへ飛ばす練習をしている選手の打球が、フライになってしまうには原因があります。アッパースイングだったり、インパクトの瞬間にボールの下半分がバットに当たると、フライになる確率は高くなります。打球を上げないために、その逆という意図から転がす打球を大人は求めるのでしょうが、そのためにスイングを変える事を期待するのであれば、それには大きな違和感を抱いてしまいます。
これが学童野球だとしたら、そこまでスイング軌道を変えられる器用な選手がどれ程いるのかと考えてしまいます。通常のバッティング練習では、レベルスイングという言葉が飛び交うと想像しますが、ボールの軌道に対してバット軌道が平行になる事がレベルスイングだと、個人的には思うのです。地面に対して平行な軌道を意味するのではありません。山なりのボールになりがちな学童野球において、レベルスイングを突き詰めると、投球によっては多少なりともアッパー気味になる事は避けられない事になります。
では、レベルスイングというのは本来どういう軌道を指すのか、東京ヤクルトに復帰した青木宣親選手が自ら分析した内容を観てみましょう。

過去の呟きで、松井秀喜氏が現役時代に当時の監督長嶋茂雄氏と連日行っていた素振りの様子を振り返るシーンを取り上げているのですが、ここで見せたスイングはなんとダウンスイングです。

ホームラ~ン

松井秀喜氏が試合でも見せないダウンスイングで素振りをしていたのか、その理由をまず知る事・理解する事が大切で、それをせずにマネをする事は危険だと感じます。

小学生に対しては、なぜ打球を上げない方が良いのか、指導はまずここからスタートとなるのでしょうか?
次に、なぜ打球が上がってしまうのか、どうすると上がってしまうのか、この原因を選手と共有する事が大切だと考えます。
最後に、「どうすれば打球が上がりにくくなるか」を練習を通じて体感してもらう事で、初めて指導した事になると思います。

練習で取り組んでもいない内容を試合中に指示する事は無いと信じたいですが、他のチームの練習内容までは知るところではありません。
単なる指摘だけに終わらず、どうすれば良いかを時には思い馳せながら彼らのプレイを見守り続けたいと思います…

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