2球で3アウト

ピッチャーにとって、3つのアウトを取るのに3球で終われたら最高だと思うのですが、やはり三振を奪う方が気持ち良いのでしょうか? この動画では、たった3球で3つのアウトを奪ったシーンです。

ですが、今回のお題である2球3アウト」となる試合があったそうです。
高校野球、北北海道大会十勝地区1回戦で、その珍事が起きました。
帯広緑陽高は3回表、先頭打者前田選手が初球をスイングしたバットに、帯広工高のキャッチャーのミットに当たり、打撃妨害で出塁します。続くバッターが初球を捉えたのですが打球はファーストライナーとなり、飛び出した前田選手も1塁へ戻れずにアウトで2アウトになってしまいます。次のバッターは初球を打ち上げて内野フライとなり、3アウトとなったというのです。

この試合の記録では、打撃妨害の際の投球は無効で球数に数えないため、この回の投球数は2球となりました。ただ、野球規則では打撃妨害があった場合の投球を、投球数に入れるかどうかは明記されていません。今回のケースでは、大会本部の公式記録員が投球数としてカウントしなかった事から起きた、いわば珍事です。しかし、実際に投球されている事から、プロ野球をはじめ、通常は投球数に数えます。例えば打撃妨害があったり、ボークが宣告されたりした投球でも打者が安打を打った場合は安打が記録され、投球数に数えます。

投球数制限が導入されている試合(大会)ではどの様な扱いとなるのか、確認が必要ですね…

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ベースの踏み忘れ7

久々に、ベース踏み忘れについて触れてみたいと思います。

ベースの踏み忘れ6

キッカケは、落合博満氏が解説をした試合での一コマを記事にしたネットニュースです。

野球評論家の落合博満氏(65)が16日、ZOZOマリンで行われたロッテ―中日戦をCBCラジオで解説。“神眼”ぶりを発揮した。
5―0とリードで迎えた8回の中日の攻撃で、1死三塁とし打席には京田。カウント1―2からの4球目を打つと投手の東條を直撃。6点目が入り、京田も悪送球の間に二塁へ進んだ。
だが、そこで落合氏が「悪送球はいいけど、今一塁ベース踏んだ?交錯した時に踏んでないんじゃない」と言い、ラジオ局のモニターでVTRで確認したところ踏んでいないように見えたものの、ロッテベンチからのアピールはなし。
落合氏は「踏んでないでしょ」と確認しながらも「おそらく誰も見ていないと思うよ」と語り、実況の高田寛之アナから「よく気が付きましたね」と言われると「これ、俺の仕事だって」と返した。グラウンドでは東條に打球が当たったことから「ケガ大丈夫かとかさ」と気になることも多かったためか、そのまま試合は続行。
アピールは次のプレーが行われるまでにしなくてはならず「ドラゴンズベンチも誰も見ていないから。実際は踏んでたかどうかはわからないけれど、踏んでいないような気がした」と落合氏。その後2死から井領のタイムリーで京田が還り7点目が入った。
引用元:落合博満氏さすがの観察眼 解説でベース踏み忘れ指摘「これ、俺の仕事だって」

では、実際のプレイを動画で確認してみましょう。4分11秒辺りから注視してください。

ランナー無しの場面、もしくは2アウトでランナーがいる場面で、内野ゴロからの1塁送球は誰しもがボールとバッターランナーによる競争の結末を見届けるために、多くの視線が集まります。ですが、ランナーが複数塁上にいる場面では、とても1人では触塁をチェックする事ができません。
落合博満氏はサラリと、「監督の仕事」と言ってますが、監督が観るポイントがあるのなら、学童野球では他2人のヘッドコーチか、選手の誰かが特定の選手(ランナー)の動きを観るなどの役割分担が必要だと、改めて考えさせられます。もし、ランナーのベース踏み忘れがあったとしたら、アピールは監督にお願いをすれば良いわけです。

そう言えば、落合博満氏が中日ドラゴンズの監督時代に、球審の体調不良を見抜くという出来事があった事を思い出しました。

ベースの踏み忘れは、過去何度か目の当たりにしましたが、共通する事は全力で走るランナー程起こり得るという事です。
守備で頑張る選手達を守るためにも、塁審並みに意識を向けたいと思います。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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