体感速度の違い

今日の様な日は、どのチームもグランドが使えず、除雪で体を鍛えるか、バッティングセンターに繰り出しているのではないでしょうか?
さて、バッティング練習で、よくコーチが「上体が前に突っ込まない(流れない)様に」と指導する場面に遭遇しますが、何か上手い理由付けがないかなと考えていたところ、日ハムの中田選手が良い説明をしてくれていました。5分25秒後あたりからです。

ボール1個分体が前に突っ込むだけで、体感速度にして3kmも違うそうです。向かってくるボールの勢いは、まず目からの情報に基づいて、脳が判断してますよね?いくらプロのバッターと言えど、ピッチャーが投げるボールの速度に合わせて、スイングスピードを巧みに変える事はしていないでしょうから、ボール1個の差はすごく大きいですよね?
学童野球Aチームクラスの投手の球威も、夏にかけてどんどん上がってきますので、上体の突っ込みは早めに退治したいところです。
それから、彼のトスバッティング(3分7秒と4分18秒あたり)を観て気が付いた事が一つ。トスが上がる前に、踏み出す左脚をしっかり上げた状態で待っているところですね。ほとんどの選手は、トッサーが腕を後ろに引くのに合わせて、脚を上げています。この動画の後半に登場する、巨人の坂本選手もそうです。中田選手は、軸足にしっかり乗る事を意識しているからだとは推察するのですが、プロ野球選手の地道な練習姿から何か感じてもらえたらなと思います。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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たらればの妄想

今週末より「練習試合解禁」のハズでしたが、2週続けての大雪ではグランドが使えません…  さすがの選手達も、そろそろ本格的な野球がしたくて、ウズウズしているのではないでしょうか?
さて、プロ野球チームもキャンプ真っ盛りです。元メジャーリーガーの松井秀喜が、臨時コーチとしてジャイアンツのキャンプに参加した事は、皆さんもニュースや新聞を通じてご存知かと思います。2月8日には、お昼休みの時間帯にフリー打撃を披露してくれました。一昨年に現役を引退したとはいえ、すごい打球です。

選手としての実働は、日本で10年、メジャーで10年の計20年間です。生涯成績は、通算2693安打、507本塁打、通算打率.293でした。記録にも記憶にも残る素晴らしい成績だと思いますが、その松井秀喜が、もしアメリカに渡らず、日本に残ってプレーを続けていたら… こんな企画を『プロ野球なんでもランキング』著者の広尾晃氏がシミュレーションしたそうです。
2003年以降はメジャーの記録をベースとし、2006年の外野守備での故障はなかったものします。試合数は日本の試合数に合わせ、出場率を掛けて算出した結果、打率はメジャーでの成績よりも10%、本塁打は80%、二塁打、三塁打、打点は20%それぞれアップしたのだとか。
当の松井は、メジャーに移籍後、強打者ぞろいのヤンキースにあってチームプレーに徹したため、決して本塁打を狙いに行かなかった様ですが、日本のプロ野球では4番として本塁打を意識して狙ったであろうという想像で計算されました。

その結果ですが、プロ野球生活20年間で通算2795安打、650本塁打、通算打率.306となるそうです。

比較対象として、往年の名プレーヤーの記録を持ち出してみますと、通算安打は王貞治(2786本)を抜き、張本勲、野村克也に次ぐ歴代3位の2795安打(イチローは除く)。通算打率は長嶋茂雄(.305)を抜いて、歴代12位の打率.306。そして本塁打も長嶋(444本)を大きく上回り、野村克也にあと7本に迫る歴代3位の650本となります。通算本塁打数は、王貞治より2年早い38歳で引退していますから、世界の王の記録には届きませんが、ヤクルトのバレンティンよりも早く年間本塁打55本の記録を作っていたかもしれませんね。

そんな松井が、ジャイアンツのキャンプ2日目、坂本選手を相手にバッティングピッチャーをしたのですが、坂本がミート中心に打ち返しているんです。普通なら、松井相手に興奮して、多少でも大振りになるのかと思いきや、余計な力も入らずに精度をすごく気にしたスイングに徹してます… 深雪に囲まれた日なんぞは、息子と一緒にこんな動画を観ながら、何を感じるか、彼の注目点を聞きながら楽しんでます。

この動画が、チーム練習でのフリーバッティングの様子であったら?

まぁ、拙の妄想なんですけどね…

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