ありえるミラクル

高校野球の地方予選、27日に行われた石川県大会決勝で、0-8の大劣勢から9回にナント一挙9点を奪い、9-8で小松大谷を下して星稜高校が2年連続の甲子園出場を決めたニュースは、大きく扱われました。このミラクルな大逆転劇は、米全国紙「USA TODAY」でも報じられ、日本の高校野球の結果が米紙で伝えられること自体、異例なんだそうです。同紙は『日本のハイスクールチームが0-8の逆境に打ち勝った。最もワイルドといえる9回だ』などと記しています。さらに、星稜高が元ヤンキースの松井秀喜氏の母校であることも紹介しつつ、9回の星稜の攻撃が20分以上であったこと、星稜の選手が一塁へのヘッドスライディングで併殺を避けたことが逆転につながり、小松大谷の継投がよくなかったことなどと論じています。
ミラクルを演じた星稜高は、8回まで散発2安打に抑え込まれていましたが、9回に打者13人で1本塁打を含む8安打と2四球を絡めました。単打は全てセンター返しを徹底しています。それでは、20分に渡る猛反撃シーンをご堪能ください。

他人の試合程、落ち着いてみられるもので(笑)、最初実況などの音声をOFFにして動画再生をしたのですが、最終回の攻撃で星稜高のメンバーを始め、応援団からは開き直りからなのか、笑顔が見え楽しんでいる様に映りました。逆に、小松大谷高の方が、2点を取られた辺りから、追い詰められた様な表情が印象的でしたね。

小松大谷高の選手は気の毒ですが、改めて「メンタルが見えない力を引き出し、逆に閉じ込めてしまうこともあるのだ」という象徴的なケースとして、これから長く語り継がれる試合になるのではと思います。

フォルコンズも他チームの試合結果により、あと1つ勝てば決勝リーグに進むことが判明しました。今週末の試合で、キャプテン(正捕手)は不在となる予定ですが、残ったメンバーはその分「美味しい場面」が増えるわけで、「相手チームの方が逆に緊張している」と思って、是非頑張ってもらいたいですね。

どうか突然の豪雨だけは来ませんように…

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打席でのしぐさ

先日の合宿で、選手へのノックを担当させてもらいました。名付けて、「122で500本ノック」…
122とは、今回使用したグランドのセンターバックスクリーンが、ホームベースから122m(ハマスタは117.7m)離れていて、122mという看板の前でノックをしていたからなのです。恐らくですが、1.5日で約2700球も打つなんて、人生体験ですし、そもそも短期間にそれだけの量を振った記憶もありません。打球を追い掛けた選手以上に、良い経験をさせてもらったと思います。さすがにその量を素手で振り続ければ、手のひらにマメは出来ますし、幾つか潰れました。でも、色々な発見ができたのも、これまた事実です。そもそも。狙ったところに様々な種類の打球を打ち分けるためには、いわゆる「バットコントロール」というのが求められるのですが、やはり個人的にはバットの芯に当てる方法がしっくりきました。
打球を前に飛ばすための基本となる、バットの芯でボールを捉えるために、プロの選手がバッターボックスの中でどの様なしぐさをしているのか、その共通点を探ってみました。

まずは、城島捕手です。0分18秒あたりです。

共通点が、何のことか判りますか? 
さて落合選手の場合、触るのではなく、チラッと見てませんかね? 0分50秒あたりです。

そして、ジャイアンツ時代の松井選手は、他の2人とはちょっと触るタイミングが異なりますが、同じ様なことをしています。

松井選手の動画では、しっかりバッターボックスに入りながら、足場を均していくところも映っています。この辺は、是非見習ってほしいと思います。2分52秒あたりです。

今回、実際にノックを体感した後に、フォルコンズの選手達のTバッティングやシート打撃を真横から観てみると、バットの芯の位置情報が脳に記憶されていない様に見受けられました。
そこで、何か試せることはないかと考えていた時に、最近朝練に顔を出す娘のスイングを観ていて気が付いた事があります。そして、あるおまじないを思い付きました。そして、早速拙の息子にTバッティングで試してもらいました。すると、本人もすぐに体感できるほどの効果がありました!

今週末の河川敷練習の際、6年生3人にそのおまじないをかけてよいか、ベンチスタッフに聞いてみようかな…

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