守備の構え

自宅の裏に小さな公園があり、そこを毎朝の練習場所に利用させてもらっています。一番長く取れる距離でちょうど16m程ですので、今後は投げ込みをしたくても足りない距離になってしまいますが、他に人が寄ってこないこともあり、ウェイトボールを使ったバッティングやちょっとしたノックであれば充分な広さに変わりはありません。
ノックといっても距離が距離なので、ゴロやバウンド捕球がメインとなりますが、「正面で捕る」だけに拘れば、グランド練習以上の数をこなすことが可能です。アイデア次第で、ショートバウンドだけを捕る練習だとか、バックハンド・フォアハンドキャッチバックトス・グラブトスだけを練習することができます。個人的には、守備の引き出しこそ、朝練などの自主連で身に着けたいなと考えます。練習は、「咄嗟の時に動ける様になるためのもの」と考え、できることを増やしていきながら、グランド練習で生きたボールの捕球やフォーメーションを学んでいかないと、土日だけの練習では短期間での守備力向上は正直難しいです。それを踏まえ、息子が内野(ファースト)を守ることになった昨年末から、守備についても自然と時間を設けるようになりました。
それで今回ご覧戴きたい動画ですが、これは以前より何度も取り上げている、「守備の時の構え」についてです。低く構えるといいますが、構えたままだと体が固まります。素直な選手程、低いままピクリとも動かなくなります。これでは、イレギュラーするかも判らない打球に対応するのは困難ですし、追いつける打球もナカナカ増えていきません。グラブからボールがこぼれても、自分の体の前に落ちてくれる時は正面に入った証です。いずれ、正面以外でボールを捕って送球しなければならない状況も学ぶことでしょう。でも、まずは正面です。いつでも動ける様に脚を動かすことは、誰でもできます。今回の動画ですが、菊池選手だけを撮影しており、一見落ち着きの無い動きに見えるかもしれません。彼のように、1球1球ボールに反応して前後・左右・上下に脚を動かすことは誰でもできますし、固まりながら低く構えるよりも、早くボールの近くに移動することができると思います。特に「自分は俊足ではない」と実感している選手程、念頭に入れてくれればと願っています。

この時期、ノックを待つ身には堪える寒さが続きます。体を暖めるという発想でも構いません。春先の対外試合解禁までに、ノッカーが放つボール全てに脚が反応できるようなクセを付けてもらえたらと考えます。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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ボール遊び2

前回取り上げた「キャッチボール」は、グラブを持った相手が必要です。今回は、一人でもできる「ボール遊び」をご紹介します。

まずは、ルイス・アルフォンソ・クルーズ・ボホルケス選手です。2015年シーズンは、セカンドとして一軍公式戦132試合、ショートとして2試合に出場しました。内野ならどこでもこなすユーティリティープレーヤーで、グラブ捌きに定評があり、グラブトスを得意としています。セカンド部門でゴールデングラブ賞を受賞し、2016年シーズンから読売ジャイアンツでプレーをします。

続いて、横浜DeNAの乙坂・ルーセロ・智・ニコラス選手です。2015年シーズンは、7月に2度目の一軍昇格を果たすと、8月には中堅手として定着しました。その後、荒波翔選手にスタメンを奪われるものの、代打、代走、守備固めと色々な場面で出場しました。50m走5秒9の俊足が特徴の選手です。

ボールが腕を這う様な動きは、実際の守備でお目に掛かることではないのですが、自在に腕を操れるということは、常にボールに触っているから成せるということです。TVを観ながらでも、ボール触り続けましょう!

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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