リタッチとタッチアップ5

久々に呟いてみます。
先日、フォルコンズの試合で、タッチアップを勘違いしている主力選手がいました。拙も反省して、今一度説明する場を設ける必要性を痛感しました。

リタッチとタッチアップ4

【勘違い その壱】

ファールフライではタッチアップできないと思っている。

ファールフライこそ、タッチアップが狙える絶好のシチュエーションです。ランナーである自分に対して背を向けたり、滑り込むなどしてやっとの思いでフライを捕球できた時というのは、バランスが崩れていますから、捕ってからすぐに送球に入るのは難しいです。キャッチャーフライを含めた、ファールフライはどの塁のランナーであっても、タッチアップに備えてほしいですね。実際のプレイで確認しましょう。

この事を知っていると、こんなプレイも可能になります。かなり昔の映像ですが、5分20秒辺りに注目してください。

【勘違い その弐】

フライが上がったら、とにかく元の塁に戻ればよいと思っている。

これも正確には違いますよね?もちろんチーム方針にも依りますが、3塁ランナーを除いて、アウトカウント(0アウト、1アウト)でタッチアップとハーフウェイを使い分ける事を知っておくべきです。例えば、0アウトでの2塁ランナーは、タッチアップで3塁へ進むと、1アウトからの外野フライタッチアップ、スクイズなど戦術に広がりを持たせる事ができます。しかし、1アウト2塁の場合、ハーフウェイで外野手が浅いフライや打球に追い付けなかった時、一気に本塁まで戻ってくる事を優先します。2塁をベース付近でのフライは、もちろんダブルプレイを防ぐために戻りますが、これはタッチアップへの備えではありません。「右中間(ライト・センター間、ライト寄り)のフライはハーフウェイで」と聞きますが、小学生選手へは打球方向までは意識せずに、まずシンプルに2塁ランナーにおける1アウトの外野フライはハーフウェイと覚えてもらった方が良さそうです。

理由はですね、外野後方へのフライに対して、タッチアップに固執してしまうと2塁ランナーが本塁まで戻って来られないからなのです。「こういうプレイは小学生には早い」という方もいます。でも、中学・高校野球で走塁に関するルールを明確にしているチームは、そう多くないと感じます。実際、甲子園に出場するチームですら、こんな走塁をしてしまうのですから…

今の時点で出来る・出来ないは別にして、選手にとって知っているという事の方が重要だと考えます。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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肉体的補助

ホームランを放った際、喜び勇んでコーチャーが塁上のバッターや打ったバッターに抱きつく行為はその後の判定にどの様な影響があるのか、実際にはこんなプレイを想像してください。

しかし、ホームランと判定された時点でボールデッドとなるため、その時点でコーチャーによる肉体的補助によるインターフェアは適用されません。詳しくは、こちらで呟いています。

コーチャーとの接触

フォルコンズも、今週末久々の練習試合となります。
さて、どこまでサインを覚えていてくれているのか、楽しみでもあり不安でもあります…

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