駆け抜けへの誤解2

この記事の所要時間: 216

先日、広島カープの菊池涼介選手がこんな走塁をし、その判定に対して抗議した緒方監督が退場処分となりました。

1塁への駆け抜けについては、以前も呟きまして…

駆け抜けへの誤解

改めて書きますが、バッタランナーの1塁への駆け抜けはどこを駆け抜けても良いという事を、まず理解してください。駆け抜けた場所がファールゾーンであっても、フェアゾーンでも、ルール上はどこでも構わないとされています。

例えば、こんな駆け抜けを咎める人もいると思いますが、

今期から、小学生選手へは真っ直ぐ駆け抜ける事を徹底させる事にしました。浸透には時間を要していますが、ファーストがボールを捕球する体勢によっては、フェアエリアを駆け抜けても大丈夫とも伝えています。特に愚直な小学生選手は、フェアエリアに駆け抜けようとするとベース手前で減速が始まってしまう事、もしファーストへの悪送球が生じた時に2塁への距離を短くした方が進塁成功率が高くなる事から、駆け抜けへの誤解をなくす様に取り組んでいます。

冒頭の菊池選手のプレイを振り返ります。
フェアグラウンドに駆け抜けたのは、真っ直ぐ行ったらファーストを守る中島選手にぶつかるから、決して故意ではなく接触を避けた結果であって、その後の行為として2塁への明らかな進塁意思はなかった様に映りました。ですが、なぜ1塁ベースへ急いで戻る必要があったのでしょうか?身体が自然に反応しただけなのかもしれません。この一連のプレイに対し、1塁塁審には「急いで戻った事から進塁の意思があった」と映ったと感じます。
さて、ランナーが進塁を明らか意図したと判断された一例をご紹介します。

1塁塁審が公認審判員であれば、バッターランナーの触塁に加えて、2塁への進塁意思をしっかり観ています。ホセ・アルトゥーベ選手も、その意思をみせたシーンがこの動画の最後に映っているのですが、見事な演技(?)で侍ジャパンの内野手は見事に騙されてしまいました。

駆け抜けへの誤解に気付かれたら、ぜひ選手達へは正しいルールを伝えてください。

カテゴリー: 野球のルール | 駆け抜けへの誤解2 はコメントを受け付けていません。

アウトに対する執念

この記事の所要時間: 140

2アウト満塁の場面で、サードを守るあなたの元へ鋭い打球が飛んできたら、どんなプレイするか想像をしてみてください。
先日、3塁線の打球を好捕したサードの選手が、2塁ランナーと競って3塁ベースへヘッドスライディングをし、ランナーを上回る気迫溢れる“ダブルダイブ”の瞬間をMLBが動画付きで公開し、大きな反響を呼んだそうです。
ドジャースのマックス・マンシー選手が選択したプレイは最も近い3塁での封殺。とはいえ、ベース後方2~3メートルの位置、セカンドランナーのウィルマー・ディフォ選手との競争になりました。マンシー選手はディフォ選手を見やると、1、2歩で踏み切り、頭からダイブしてみせます。ボールを握ったグラブを懸命に伸ばし、3塁ベースにタッチし間一髪でアウトに仕留めてみせます。
互いにヘッドスライディングし、シンクロするようになったランナーと最後は頭がぶつかりそうになりながら奪った気迫のアウト。今回ご紹介するMLB公式インスタグラムでは「マックスエフォート(精一杯の力を出す)」と綴り、マンシー選手の名前をもじった上で動画付きで公開されています。

 

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

Max effort.

MLB ⚾さん(@mlb)がシェアした投稿 –

この動画に対しては、「10回くらい観たけど、なぜ1塁に送球しないのか理解できない」というコメントもありますが、それは観ている観客の一意見に過ぎません。
学童野球でも、「捕ったら、近いベース」というキャッチャーの指示をよく耳にします。
1塁送球だと体制が崩れてる分、バッターランナーとの競争もありますから、彼によって一番近い3塁での封殺を瞬時に判断したのは、アウトに対する執念が勝ったのだと感じました。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

カテゴリー: 今日の独り言 | アウトに対する執念 はコメントを受け付けていません。