内野特守3

昨年も内野特守を2度取り上げたのですが、

内野特守1

内野特守2

先日広島カープのキャンプ映像を観ていたら、また興味深い動画を見つけました。
プロ野球選手の内野特守というと、ノッカーが右に左にゴロを放ち、その打球を泥だらけになりながら捕り続けるという印象がありました。恐らく、メディアがその様な練習を多く取り上げてきたからだと思うと納得なのですが、これを観ると、プロ野球選手でもこんな基本練習もしているんだと思い知らされます。

転がってくるボールに対して正面に向かい左脚を付いて低くグラブを出すという、単純な動きを黙々と行っています。実は、この動画には続きがありまして、10m位の距離で、ノッカーの緩いゴロを捕る練習に進むのですが、そこでも同じ様な打球を長時間続けています。

その練習に加えて、逆シングル・ジャンピングスローなどの応用練習も別メニューで行っているのかと想像すると、その練習量の多さに驚かれます。また同時に、プロを夢見る小学生選手達の捕球する数と時間が、いかに足りないかを痛感します。
この何回かのグラウンド練習で、個人指導と言うか、ある選手に付きっきりで捕球の練習を1時間位行ってきたのですが、捕る方もボールを投げたり転がす方も、如何に飽きずに集中して、単純動作を続けられるかをテーマに掲げたものの、それは我慢との闘いになりました。その選手は、6球連続であれば集中が続く様なので、6球後に一旦ストップして、再開する事を繰り返しました。同じ動きをある回数を行っていると、選手は段々頭で考えなくなる様になります。身体が勝手に反応するようになるというか、もう何か考える事自体が馬鹿馬鹿しくてひたすら同じ動きを続ける様な状況になり始めます。ここに至る事ができるかどうかは、大人コーチ側の我慢に尽きると実感しました。
対象的に別の機会でノッカーを任された時、その相手が高学年選手になると、つい右に左に打球を振ってみたり、ちょっと強い打球を打ちたくなる衝動に駆られるのですが、その瞬間自分が我慢できなくなっていると気付かされます。試合が出来ないこの時期の特守とは、黙々と地味な練習の継続なんだと改めて教わった様な気がしました。

まぁ、拙の独り言なんですどね…

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ランダウンプレイ3

昨日、グラウンド練習でランナーを交えた守備練習で、何度か3塁-本塁間でのランダウンプレーが起こりました。
ランナーは実戦経験がまだ乏しい3年生で、積極的な走塁で本塁に向かって必死に走る姿は微笑ましく映る中、守っている新6年生は焦りからのミスが何度か見受けられました。ランナーをアウトにしようと距離を詰めて、タッチアウトや送球を試みるプレーをランダウンプレーと言いますが、過去2度取り上げています。

ランダウンプレー1

ランダウンプレー2

ランダウンの際、守っている選手がランナーの向こう側にいる野手へ送球した結果、大きく逸れる暴投やワンバウンドになる事が多かったのですが、それを見守る大人は「キャチボールがまだまだ出来ていない」とつい嘆いてしまいます。確かに、アップの時のキャッチボールにはもっと時間を掛けないといけないレベルではあるのですが、ラウンダウン中の送球と絶対的に異なる動きがあります。それは、ランダウン中の送球には、走る動作が加わるという事です。プロ野球の春季キャンプでも、時間を割いて練習をしています。

この映像をどう観て解釈するかなのですが、人間の脚は2本あって、ランニングスローでボールを離す瞬間、どちらの脚が地面についているのかに注目すると、広島の選手は皆同じ動きをみせています。ここに気付くと、ダウンダウンプレーに繋がる、走りながらのキャッチボールにも小学生選手へは時間を割く必要があると感じました。ただボールを目標に向かって投げれば良いのではなく、どの様に脚を意識するかを、我々大人も気付かなければなりません。

さぁ、探してみましょう…

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