オールスター

ネットニュースで知ったのですが、プロ野球オールスターのファン投票が始まりました。2017年は、名古屋ドーム千葉マリンスタジアムだそうで、この呟き時点で、残念ながら最下位を走る中日ドラゴンズ千葉ロッテの本拠地での開催となります。オールスター開催まで、少しでも順位が上がっている事を祈っています。この2〜3年は、やはり大谷翔平選手の活躍が話題の中心になっていますが、

マンガの様な選手

拙の1番の記憶と言えば、江川卓投手なのです。

このシーズンは、それまでの豪速球が影を潜め、手抜きとか100球肩と揶揄される批評が多かったのですが、オールスター戦では別人の投球を魅せてくれました。9番目の打者(大石選手)までに対戦した計8人の打者を全て三振に仕留め、この打者も2球で追い込むのですが、次に投じた3球目がなんと、バットに当てやすいカーブでした。なぜ、カーブを投げたのかと一斉に新聞が書き立てたそうですが、これには裏話がありまして、この大石選手を振り逃げ(記録は三振)で出塁させ、10番目の打者からも三振を奪って、3イニングで10三振を狙っていたというのです。マウンドにあがる投手は、オールスター戦では最長3イニングまでしか投げられないため、最優秀選手(MVP)を獲得する事は打者よりも不利だと言われています。江川投手が奪った8三振は、江夏豊投手が記録した9三振に次ぐ記録として、見事MVPに耀きました。

この頃の野球中継は、初速と終速が表示されているんですね…

カテゴリー: 今日の独り言 | オールスター はコメントを受け付けていません

ボールカウント

ボールカウント3-2の場面で、ピッチャーの投球がボールと判定されると、フォアボールとなりバッターランナーは1塁への進塁が認められるのですが、主審が「ボール」としか宣告しなかった場合、バッターはどうするのでしょうか?

BSO(ボール・ストライク・アウト)という電光掲示が設置されている球場では、プレーヤーや審判、ベンチ側はいつでも確認はできます。
ですので、この動画でボールカウント3-2からの明らかなボールに対して、バッターもキョトンとしています。
主審は、自ら手にしているカウンターを1球毎にカチカチと進めているので、どこかでカウントアップを忘れたのかもしれません。

学童野球では、ベンチや選手、塁審からの指摘があれば、主審はボールカウントを試合運営メンバーに確認を入れます。
今回の動画のケースでは、プロ野球ですから、公式記録員からの指摘は出来ますし、当のバッターも自信を持って1塁へ向かっても良かったと感じます。1つの確認手段に、アピールというのがあるのですが、公認野球規則ではこの様に記されています。

【公認野球規則8.02 『審判の裁定』】 (旧9.02)
(b)審判員の裁定が規則の適用を誤って下された疑いがあるときには、監督だけがその裁定を規則に基づく正しい裁定に訂正するように要請することができる。
しかし監督はこのような裁定を下した審判員に対してだけアピールする(規則適用の訂正の申し出る)ことが許される。
【注1】
イニングの表または裏が終わったときは、ピッチャー及び内野手がフェア地域を去るまでにアピールしなければならない。
【注2】
審判員が、規則に反した裁定を下したにもかかわらず、アピールもなく、定められた期間が過ぎてしまったあとでは、たとえ審判員が、その誤りに気づいても、その裁定を訂正することはできない。
(c)審判員が、その裁定に対してアピールを受けた場合は、最終の裁定を下すに当たって、他の審判員の意見を求めることはできる。
裁定を下した審判員から相談を受けた場合を除いて、審判員は、他の審判員の裁定に対して、批評を加えたり、変更を求めたり、異議を唱えたりすることは許されない。
審判員が協議して先に下した裁定を変更する場合、審判員は、走者をどこまで進めるかを含め、全ての処置をする権限を有する。この審判員の裁定に、プレーヤー、監督またはコーチは異議を唱えることはできない。異議を唱えれば、試合から除かれる。
【原注1】
監督は、審判員にプレイ及び裁定を変更した理由について説明を求めることはできる。しかし、いったん審判員の説明を受ければ、審判員に異議を唱えることは許されない。
【原注2】
ハーフスイングの際、球審がストライクと宣告しなかったときだけ、監督または捕手は、振ったか否かについて、塁審のアドバイスを受けるよう球審に要請することができる。球審は、このような要請があれば、塁審にその裁定を一任しなければならない。
塁審は、球審からのリクエストがあれば、直ちに裁定を下す。このようにして下された塁審の裁定は最終のものである。
監督または捕手からの要請は、投手が打者へ次の1球を投じるまで、または、たとえ投球しなくてもその前にプレイをしたりプレイを企てるまでに行わなければならない。イニングの表または裏が終わったときの要請は、守備側チームの全ての内野手がフェア地域を去るまでに行わなければならない。
ハーフスイングについて、監督または捕手が前記の要請を行ってもボールインプレイであり、塁審がストライクの裁定に変更する場合があるから、打者、走者、野手を問わず状況の変化に対応できるよう常に注意していなければならない。
監督が、ハーフスイングに異議を唱えるためにダッグアウトから出て1塁または3塁に向かってスタートすれば警告が発せられる。警告にもかかわらず1塁または3塁に近づけば試合から除かれる。 監督はハーフスイングに関して異議を唱えるためにダッグアウトを離れたつもりでも、ボール、ストライクの宣告について異議を唱えるためにダッグアウトを離れたことになるからである。

何はともあれ、フォアボールを一旦スルーされ、次の1球が投じられずに済んで良かったです。

カテゴリー: 野球のルール | ボールカウント はコメントを受け付けていません