速い球を投げる

誰もが憧れる、「速い球」。そんなボールをどうすれば投げられるかを、元メジャーリーガーの吉井投手伊良部投手が判りやすく解説してくれています。

ご存知の通り、吉井投手は現役引退の翌年から4シーズン、日本ハムファイターズの投手コーチを務めました。その彼が、「自分よりも説明が上手」と伊良部投手を絶賛しているところが印象的です。当時、日本最速158kmを記録した豪腕投手で、彼の球速を超える投手は約15年間現れませんでした。この動画は、伊良部投手がMLBから阪神タイガースに移籍した時に、収録&放映された番組です。
次の動画(7分55秒あたり)では、速い球を投げられてもMLBのバッターには通用しないこと、それよりもバッターにとって観えずらいボールを投げることが大切であると、丁寧に語っています。また、2つ目の11分11秒後あたりで、スタジオ全体がどよめく発言が聞けます。

「いつ腕が振られたか判らない」というコメント、そんなキャッチボールを体感したことがないのでどんなものか想像が付きません…
この2つの動画から、豪速球のイメージが強い伊良部投手が、実際にはとにかく研究熱心で、三振よりもどう打たれるかばかりを考えているのかを垣間みることができ、同時に神経質な性格の持ち主だったと想像しますが、本当に野球好きなんだと感じさせられる話っぷりです。
最後に千葉ロッテ時代(全盛期)のピッチングをどうぞ。松井選手との対戦(2分27秒あたり)では、159kmのストレートに144kmのフォークボールを投じています。

不慮の事故で亡くなった際、生前の彼の言動を問題視する報道を多く目にしました。吉井投手と異なり、現役引退後球界に戻る事はなく、アメリカで実業家として一度は成功した様ですが、もし2軍コーチをやっていたら良い投手を育てていたかもしれません。

まぁ、拙の独り言なんですけどね…

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