プロ入り4シーズン目の読売ジャイアンツ岡本和真選手が開幕から1軍レギュラーとして活躍を続け、ここ最近では第89代4番打者として頑張っています。
落合博満氏も以前番組で語っておりましたが、1軍で活躍ができる条件として、その選手が守るポジションに空きがある事が大きな要素にもなるそうです。プロの世界だけなのかもしれませんし、拙が実際に選手起用した経験がないから勝手な事が言えるのかもしれませんが、守備のレベルが同じであれば、やはりバットをしっかり振れる選手・打てる可能性のある選手を先発メンバーとして選ばれる傾向にあると感じます。選手個々への評価ポイントが指導者様々であるにせよ、学童野球も含めて、どのグレードでもその傾向は似通っているのかなと感じます。
先日、ちょっと考えてみたのです。特定のポジションに打球が集中するケースがあるにせよ、直接打球が飛んでくる確率は、ピッチャーが三振を奪う可能性を多少加味しても、キャッチャーは除外されるので単純計算で1/8程度以下なんですね。試合によっては捕球機会がない事もあり得ます。しかしバッターは、打順が廻ってくれば打席に立つ機会が公平に与えられています。ですから、バント(スクイズ)を求められたらバットに確実に当てられる事、スイングした時にボールを芯で捉える確率が高い事が必要条件となります。
岡本和真選手に関しては、これまで1軍レベルのピッチャーには実力不足だったのだと思います。しかし、秋季キャンプからバットを人一倍振り続け、疑問に感じた事を松井秀喜・中村剛也・二岡コーチを通じて聞きながら、吸収した事で自信に繋げたのでしょう。控え選手時代は、いつ声が掛かってもすぐに結果を出せる様な準備を求められるため、精神的な余裕も無かったと思います。ようやく掴んだレギュラーポジジョンに対しては、出場し続ける事による結果が求められます。結果がでなくなれば、別の選手に取って代わられるだけです。岡本和真選手がどこまで継続し続けてくれるか、今後に注目したいと思います。