審判の役割1

スクイズを試みたバッターランナーが1塁へ到達する前に、ピッチャーがタッグできる様な状況で球審はどこにいるべきかを確認するために、動画を漁っていたところへ偶然出逢った映像です。

バント・スクイズの判定は、ライン確保と言って打球が転がった側のライン(1塁線もしくは3塁線)を跨ぐ形でファール・フェアを見極める必要があります。スクイズの場合、3塁ランナーは滑り込んでくるので、ホームベースを踏み忘れる事はまずありません。
タッグプレイは、近くで観る必要があるとは言え、3塁ランナーも本塁に向かって来ますし、球審の立ち位置というのは非常に悩ましいところです。バッターランナーへのタッグプレイは、1塁審も担当エリアではありますが、フェアエリアに切り込んでも走り出したランナーの背中へのタッグは1塁審には見えない確率が高いです。そのため、球審の役割というのが重要になってきます。また、タッグアウトのコールも、バッターランナーに対して明確に行う必要があります。立ち位置については、何となくこの辺りというイメージがあるので、理想的な位置取りを連盟審判員に相談してみようかと思います。
それにしても、この動画で3塁ランナーとキャッチャーの衝突は致し方なかったのですが、キャッチャーがボールをこぼしていても即座にタイムを掛けた球審が彼らの間に入る形でお互いに挨拶できる時間を作りました。これも大事な球審の役割だと感じた次第です。

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